セアカモズ(背赤百舌、学名:Lanius collurio)は、スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類である。
アジア中部から東部、ロシア、トルコ、ヨーロッパで繁殖し、冬季はアフリカ南部に渡り越冬する。
全長約17cm。雄は、頭上から後頸にかけてが青灰色で、背中や肩羽は淡い赤褐色である(これが和名の由来である)。体の下面は白っぽいが、一部桃色がかっている部分もある。通眼線は黒い。雌は雄と比べると体の上面が褐色味を帯びる。
平地から山林の明るい林や、果樹園、公園等に生息する。
苔や植物の茎、草の葉などを用いて、雑木林や茂みの中に巣を作る。造巣は主に雄が行う。1腹5-6個の卵を産み、抱卵期間は14-16日である。
主な亜種は次の二種
アジアからロシアなどで繁殖する。日本に迷行してきたのは本亜種とされる。
ヨーロッパで繁殖する。体の上面はよりはっきりとした赤褐色である。