セキレイ科(セキレイか、Motacillidae)はスズメ上科に属する科。
アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本
体形は細い。
嘴は細く、主な獲物である昆虫をつまむのに適している。後肢や趾、尾羽は発達する。後肢が発達する種は地表や水辺を徘徊して獲物を捕食し(獲物に素早く詰め寄ったり、浅瀬でも体が漬からず移動できる)、尾羽が発達する種は空中で獲物を捕食する傾向がある(尾羽を使い空中でバランスを取り方向変換がしやすくなる)。
卵は白や褐色に、褐色の斑点が入る。
6属が属する[1]。サントメムシクイはかつてウグイス科とされていた。
次のような系統樹が得られている[1]。
草原や水辺に生息する。多くの種は渡りを行い、夜間や渡りの際に大規模な群れを形成することもある。
食性は動物食で、主に昆虫、節足動物を食べる。獲物は地表や浅瀬を徘徊したり、飛翔しながら捕食する。
繁殖形態は卵生。主に地表に巣を作るが、水辺の断崖や建築物に巣を作ることもある。3-7個の卵を産む。抱卵期間は12-20日。雛は孵化してから12-18日で巣立つ。
開けた土地に生息するため開発により生息地を拡大させ、市街地でも見かけられることもある。