dcsimg

キハダ (植物) ( Japonês )

fornecido por wikipedia 日本語
キハダ Phellodendron amurense JPG1b.jpg
キハダ
分類 : 植物界 Plantae : 被子植物門 Magnoliophyta : 双子葉植物綱 Magnoliopsida : ムクロジ目 Sapindales : ミカン科 Rutaceae : キハダ属 Phellodendron : キハダ P. amurense 学名 Phellodendron amurense Rupr. 和名 キハダ(黄膚、黄檗、黄柏) 英名 Amur Corktree

キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。学名 Phellodendron amurense)はミカン科キハダ属落葉高木。アジア東北部の山地に自生しており、日本全土でもみることができる。

特徴[編集]

 src=
オウバク(生薬)

樹高は10m〜20m程度。葉は、対生葉序(たいせいようじょ)で奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)である。5月末〜7月初旬にかけて、円錐花序の小さい黄色い花が見られる。樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、内樹皮は鮮黄色である。この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものは、生薬黄檗(おうばく、黄柏)として知られ、薬用のほか染料の材料としても用いられる。

カラスアゲハミヤマカラスアゲハの幼虫が好む食草である。蜜源植物としても利用される。

生薬[編集]

オウバク Phellodendron amurense,キハダ,黄檗(オウバク)P5026690丹波市立薬草薬樹公園.JPG
生薬となる乾燥したオウバク
丹波市立薬草薬樹公園
生薬・ハーブ 効能 健胃薬 原料 キハダ樹皮 成分 ベルベリンなど 臨床データ 販売名 一般用医薬品検索 法的規制 投与方法 経口(粉末、湯液) 識別 KEGG E00063 D06689 別名 黄檗、黄柏、en:Huáng bǎi

樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)であり、樹皮をコルク質から剥ぎ取り、コルク質・外樹皮を取り除いて乾燥させると生薬の黄柏となる。黄柏にはベルベリンを始めとする薬用成分が含まれ、強い抗菌作用を持つといわれる。チフス、コレラ、赤痢などの病原菌に対して効能がある。主に健胃整腸剤として用いられ、陀羅尼助百草などの薬に配合されている。また強い苦味のため、眠気覚ましとしても用いられたといわれているほか、中皮を粉末にし酢と練って打撲や腰痛等の患部に貼る[1] 、また黄連解毒湯加味解毒湯などの漢方方剤に含まれる。日本薬局方においては、本種と同属植物を黄柏の基原植物としている。

アイヌは、熟した果実を香辛料として用いている。

サプリメント[編集]

海外では、en:Magnolia officinalis の抽出物とキハダからの抽出物を合わせたサプリメント製品(リローラ、Relora®)が販売され、コルチゾールを低下させるとの報告がある。[2]

染料[編集]

キハダは、黄蘗色(きはだいろ)ともよばれる鮮やかな黄色の染料で、黄色に染め上げる以外に赤や緑色の下染めにも利用される。なかでも、紅花を用いた染物の下染めに用いられるのが代表的で、紅花特有の鮮紅色を一層引き立てるのに役立っている。なお、キハダは珍しい塩基性の染料で、酸性でないとうまく染め上がらない。このため、キハダで下染めをした後は洗浄を十分にする必要がある。

木材[編集]

キハダの心材も黄色がかっており、木目がはっきりしているため、家具材などに使用される。ただし軽量で、軟らかいため、あまりにも強い荷重がかかる場所には向いていない。一部での代用材として使用される場合がある。その場合には、桑と区別するために「女桑」と表記される。

参考文献[編集]

  • 原色牧野和漢薬草大図鑑 著者:岡田稔ほか 出版社:北隆館 ISBN 4-8326-0810-X
  • 山渓カラー名鑑 日本の樹木 編者:林弥栄 ISBN 4-635-09017-5
  • 伊沢凡人/会田民雄「カラー版薬草図鑑」(家の光協会)

脚注[編集]

  1. ^ 廣部千恵子、「日本の民間薬4 : 皮膚のトラブルに対する民間薬2」 清泉女子大学紀要 50 p.87-132, (2002)
  2. ^ “Effect of Magnolia officinalis and Phellodendron amurense (Relora®) on cortisol and psychological mood state in moderately stressed subjects.”. Journal of the International Society of Sports Nutrition. (2013). doi:10.1186/1550-2783-10-37. PMID 23924268.

外部リンク[編集]

(日中医薬研究会の旧URLの http://www.hougi.org/ は乗っ取られ済み、新URLの http://nittyuuiyaku-kennkyuukai.com/ 下には該当URL無し)


執筆の途中です この項目は、植物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますプロジェクト:植物Portal:植物)。
 title=
licença
cc-by-sa-3.0
direitos autorais
ウィキペディアの著者と編集者
original
visite a fonte
site do parceiro
wikipedia 日本語

キハダ (植物): Brief Summary ( Japonês )

fornecido por wikipedia 日本語

キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。学名 Phellodendron amurense)はミカン科キハダ属落葉高木。アジア東北部の山地に自生しており、日本全土でもみることができる。

licença
cc-by-sa-3.0
direitos autorais
ウィキペディアの著者と編集者
original
visite a fonte
site do parceiro
wikipedia 日本語