ホホバ(学名:Simmondsia chinensis)はナデシコ目に属する常緑低木。
「中国産」という種小名が付いているが、アメリカ合衆国南西部からメキシコ北部が原産。ホホバ(jojoba)と言う名前は、スペイン語である。
かつては、ツゲ科やトウダイグサ科に分類されていたこともあったが、1990年代にこの一種だけが属するホホバ科(シモンジア科)が作られた。属名は1805年に死去した英国の植物学者シモンズに因んだもの。
樹高は2mほど。幹は直立してよく分枝し、株はりも直径2mくらいになる。葉は長楕円形で長さ4cmくらい、革質で光沢がある。春に咲く花は雌雄異株で、おしべまたはめしべだけで花弁がない。栄養繁殖がしにくく、実生で繁殖するが、生育が遅く、播種から数年経たないと雌雄がわからない。
種子を搾って得られるホホバ油は多様な用途を持つ。髪の毛や皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを与える作用があるとされ、マッサージオイルや、精油用のキャリアオイル、皮革保護オイル、シャンプー・化粧石けんの原料として、また、工業用油脂の原材料として潤滑用途などに用いられている。 これらはホホバ油がその他の植物油と異なり液状ワックスエステルが主成分という特徴からもたらされている面が大きい。 同じく液状ワックスエステルであり入手困難となったマッコウ鯨油の代替として利用される事もある。
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「中国産」という種小名が付いているが、アメリカ合衆国南西部からメキシコ北部が原産。ホホバ(jojoba)と言う名前は、スペイン語である。
かつては、ツゲ科やトウダイグサ科に分類されていたこともあったが、1990年代にこの一種だけが属するホホバ科(シモンジア科)が作られた。属名は1805年に死去した英国の植物学者シモンズに因んだもの。