サワグルミ(沢胡桃、学名:Pterocarya rhoifolia)は、クルミ科サワグルミ属の落葉高木。別名はカワグルミ、ヤマギリ、フジグルミ。
日本全国の沢など山間の湿った場所に生える。和名は、沢沿いに生えることから付けられた。クルミと名が付くが、食用にはならない。
樹高は30mほど。葉の形は大形で羽状複葉。花期は4~5月頃。淡黄緑色の単性花を密生した尾状の花序を垂らす。果実は2個の小苞が残った翼のある堅果を付ける。
木材は黄白色の光沢があり、建築、パルプ、下駄、マッチの軸木・箸・経木などに利用される。日陰で湿った土地でも生育し、高木となるため、荒廃地を復旧するため治山用の植樹にも用いられる。