マツモ(Ceratophyllum demersum)は、スイレン目マツモ科に属する水草の1種。金魚藻として知られる植物の一つ。季語、三冬。
食用な褐藻海藻であるイソガワラ目イソガワラ科(Ralfsiaceae)マツモ属(Genus Analipus)のマツモ(Analipus japonicus (Harvey) Wynne)とは全くの別種である。
世界中の湖沼、河川などに分布。日本でも全国の湖沼、ため池、水路などで見られる[1]。
多年生植物で、根を持たずに水面下に浮遊していることが多い[1]。茎を盛んに分枝し、切れ藻でも増殖する。葉は5-10輪生し、長さは0.8-2.5cmほど[1]。
花期は5-8月、雄花と雌花を同一の茎につけるが、個体群によっては全く花をつけない場合もある。花粉は水中媒[1]。
アクアリウムの水草として使用される事が多く、淡水の幅広い環境で生育する。