アメリカツガ(米栂、学名:Tsuga heterophylla)は、マツ科ツガ属の常緑針葉樹。
和名は「アメリカ産のツガ」の意味。カナダツガなどと総称してベイツガと呼ばれる。
アラスカ、カナダ、アメリカ合衆国本土にかけての、北米大陸太平洋岸に分布する[1]。
LOWER RISK - Least Concern (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))[1]
IUCNレッドリストでは、1998年版で軽度懸念に評価されたが、更新が必要とされている[1]。
日本では、1970年代の関税引き下げにより、木造軸組構法による住宅を始め伝統的にスギが使われてきた分野の多くが、ベイツガに取って代わられている。材質はツガに似るが、ツガより年輪の間隔が広いため扱いやすい。ホームセンターなどで日曜大工の素材としても流通するなど、小口でも安価に入手が可能。日本が北米から輸入する木材の中で最も量が多い。