スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木、学名: Platanus orientalis)は、スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。果実が楽器の鈴に似ていることからこの和名がついた。
属の学名であるプラタナスと呼ばれることが多いが、日本で見かけるプラタナスは、本種よりもモミジバスズカケノキであることが多い(後述)。
樹高は約10〜30 mに達する。樹皮が、斑に剥げる特徴を持つ。
葉は大きく、カエデに似ていて、掌状に5~7裂し、裂片には鋸歯がある。葉柄の基部に小さい托葉がある。
花期は春で、花は淡黄緑色で、雌花、雄花を、別々の葉のつけ根の頭状花序につける。
果実は、晩秋、長い柄の先に痩果が多数集まった3.5cm[2]ほどの球形果を、1本の果軸に3~4個連なって下垂する。
原産地はヨーロッパ南東部~アジア西部で、日本への導入は明治年間とされる。
成長が早い[2]ため、街路樹や庭園樹として利用されてきた。日本では街路樹として、モミジバスズカケノキ が多く使われる[4]。モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキとの雑種である。
「篠懸の花」は春の季語。
花言葉は「天才」[5]。この花言葉は、古代ギリシアにおいて、アテネにあるプラタナスの並木道の木陰で、哲学者たちが哲学などを説いたことに由来する[5]。
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スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木、学名: Platanus orientalis)は、スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。果実が楽器の鈴に似ていることからこの和名がついた。
属の学名であるプラタナスと呼ばれることが多いが、日本で見かけるプラタナスは、本種よりもモミジバスズカケノキであることが多い(後述)。