レインボーフィッシュ(Rainbowfish)は、トウゴロウイワシ目のメラノタエニア科、およびその近縁の科に分類される魚の総称。多彩な外見のため、熱帯魚として人気がある。
オーストラリア大陸やニューギニア島などオセアニアの島々およびインドネシア、マダガスカル島に分布し、50種程度が知られる。約2億年前、淡水魚が主要な進化を遂げたローラシア大陸およびゴンドワナ大陸から分離していた(つまり淡水魚が存在しなかった)これらの地域に海水魚が進入し、次第に淡水適応していったものと考えられている。メラノタエニア科は最大でも12cm程度の小型魚で、平たい体をしており、メタリックな虹色の光沢を持つ美麗種が多い。海産、汽水産、淡水産の魚がいる。
分類群は、トウゴロウイワシ目の中のメラノタエニア科、プセウドムギル科、テルマテリナ科、ベドティア科などいくつかの科にまたがる。どれも形態や性質が似ており、一括して「レインボーフィッシュ」として扱う場合が多い。
飼育は比較的容易である。もともと海水起源の魚であるため、飼育水質は淡水性種でも中性がよい。雌雄で外見に差があり、いずれも雄の体色が鮮やかでひれが長く伸びる傾向がある。
メラノタエニア科 Melanotaeniidaeは、レインボーフィッシュ科ともいう。オーストラリア大陸、ニューギニア島および周辺の島々に50種ほどが分布する。
プセウドムギル科 Pseudomugilidaeは、3属18種からなる。メラノタエニア科に近縁。発音によってはシュードムギル科とも。欧米では本科の特徴である目の青い光沢から、本科を総称してブルーアイ(Blue-eye)と呼ぶ。ニューギニア島とその周辺の島々、オーストラリア大陸に分布する。淡水または汽水魚で、10数種が知られる。3cmから5cm程度のレインボーフィッシュとしては小型のものが多く、細身の体型で一見すると日本のメダカのような外見をしている。
プセウドムギル属 Pseudomugilは、15種からなる。
スカトゥリギニクチス属 Scaturiginichthysは、Red-finned blue-eye (Scaturiginichthys vermeilipinnis) の1種のみ。
テルマテリナ科 Telmatherinidaeは、インドネシアのスラウェシ島(セレベス島)、パプアニューギニアのミソール島、ワイゲウ島などに分布。10数種がいる。
ベドティア科 Bedotiidaeは、マダガスカル島に分布。トウゴウロウイワシ科 (Atherinidae) と近縁で、かつてはトウゴロウイワシ科に含められていた。数種が知られる。
レインボーフィッシュ(Rainbowfish)は、トウゴロウイワシ目のメラノタエニア科、およびその近縁の科に分類される魚の総称。多彩な外見のため、熱帯魚として人気がある。
オーストラリア大陸やニューギニア島などオセアニアの島々およびインドネシア、マダガスカル島に分布し、50種程度が知られる。約2億年前、淡水魚が主要な進化を遂げたローラシア大陸およびゴンドワナ大陸から分離していた(つまり淡水魚が存在しなかった)これらの地域に海水魚が進入し、次第に淡水適応していったものと考えられている。メラノタエニア科は最大でも12cm程度の小型魚で、平たい体をしており、メタリックな虹色の光沢を持つ美麗種が多い。海産、汽水産、淡水産の魚がいる。
分類群は、トウゴロウイワシ目の中のメラノタエニア科、プセウドムギル科、テルマテリナ科、ベドティア科などいくつかの科にまたがる。どれも形態や性質が似ており、一括して「レインボーフィッシュ」として扱う場合が多い。
飼育は比較的容易である。もともと海水起源の魚であるため、飼育水質は淡水性種でも中性がよい。雌雄で外見に差があり、いずれも雄の体色が鮮やかでひれが長く伸びる傾向がある。