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チョウノスケソウ ( Japani )

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チョウノスケソウ Dryas octopetala var. asiatica 01.jpg
チョウノスケソウ(南アルプス・北岳
分類 : 植物界 Plantae : 被子植物門 Magnoliophyta : 双子葉植物綱 Magnoliopsida : バラ目 Rosales : バラ科 Rosaceae 亜科 : チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae : チョウノスケソウ属 Dryas : D. octopetala 変種 : チョウノスケソウ D. octopetala var. asiatica 学名 Dryas octopetala var. asiatica 和名 チョウノスケソウ
(長之助草)

チョウノスケソウ(長之助草、Dryas octopetala)は北半球の極地および高山に生育する匍匐性の常緑小低木で、バラ科に属する。高山の岩場に群生しも美しいので知られる。

日本では須川長之助(ロシア人植物学者マキシモヴィッチの助手)が初めて採集したことからこの名がある。日本のものは一般に変種(var. asiatica)とされる。

生息地[編集]

北半球のツンドラおよび高山の砂礫地に広く分布するが、特に石灰岩地によく生育する。南方ではカフカース山脈ロッキー山脈まで見られる。

日本では南アルプス以北の高山に生育するが、生息地は限られる。北アルプス八ヶ岳北海道など。

アイスランドの国花、カナダ・ノースウェスト準州の花になっている。

形状[編集]

木質の茎が地面を這う。葉は楕円形で、上面が無毛で下面には白い毛が密生する。夏に数センチの茎の先に花が咲く。花弁は白く、種小名octopetalaは「花弁が8枚」の意味で、普通は8枚あるが16枚の場合もある。雌蕊は多数あり、白い羽毛状で、果実(痩果)になっても残り、これによって風で飛ばされる。

果実 葉(八ヶ岳・横岳)
果実
葉(八ヶ岳・横岳

その他[編集]

気候学における、ヤンガードリアス(Younger Dryas)およびオールダードリアス(Older Dryas)の2つの亜氷期の名前は、属名Dryasに因んで付けられている。ヨーロッパにおける花粉分析で、これらの時代に本種の花粉が非常に多かったためである。これらの時代には北半球の広い範囲がツンドラとなり、本種が繁殖していたと考えられる。

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チョウノスケソウ: Brief Summary ( Japani )

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チョウノスケソウ(長之助草、Dryas octopetala)は北半球の極地および高山に生育する匍匐性の常緑小低木で、バラ科に属する。高山の岩場に群生しも美しいので知られる。

日本では須川長之助(ロシア人植物学者マキシモヴィッチの助手)が初めて採集したことからこの名がある。日本のものは一般に変種(var. asiatica)とされる。

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