カナヘビ科(カナヘビか、Lacertidae)は、爬虫綱有鱗目に属する科。
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、イギリス、インドネシア、スペイン(カナリア諸島)[1]、日本[2][3]
頭部は円錐形で、吻端は尖る[3]。皮骨板は頭骨と癒着する[3]。胴体は長い[3]。総排泄孔前部に小さい孔の空いた鱗(前肛孔)と大腿部に小さい孔の空いた鱗(大腿孔)がある[3]。全長に対して尾の比率が大きい[3]。
眼は大型[3]。歯は円筒形で、口蓋に歯がある種もいる[2]。舌は細く、先端に深い切れ込みが入る[3]。四肢は発達し[2]、指趾の数は5本[3]。
草原、岩場、砂漠、森林などの様々な環境に生息する[1][3]。
食性は動物食もしくは雑食で、昆虫、陸棲の貝類、ミミズ、爬虫類、小型哺乳類、花、果実、種子などを食べる[1][3]。
繁殖形態は主に卵生だが、コモチカナヘビのように胎生の種もいる[3]。
開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数が減少している種もいる[1]。