ハブ属(ハブぞく、Protobothrops)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科に含まれる属。模式種はハブ。
鱗表面の微細構造が筋状であることを識別形態として旧ハブ属Trimeresurusから3種(ハブ、タイワンハブ、P. jerdonii)が本属に分割されたが、記載された1980年代、分子系統学的解析からこの分割は妥当だと強く示唆された1990年代でも一部の種しか解析されていないことや遺伝的距離が大きいとされる種が同所的に分布することから分割を認めない説が有力であった[1]。2000年代に入って複数の種や個体群に対して分子系統学の解析数が増えたことなどから、本属を分割する説が有力とされる[1]。