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アサノハカエデ ( 日語 )

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アサノハカエデ Acer argutum 1.JPG
雄花序 福島県会津地方 2014年5月
分類 : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 Angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 Eudicots 階級なし : バラ類 Rosids : ムクロジ目 Sapindales : ムクロジ科 Sapindaceae : カエデ属 Acer : アサノハカエデ A. argutum 学名 Acer argutum Maxim.[1] 和名 アサノハカエデ(麻の葉楓)[2][3] 英名 Deep-veined Maple  src= ウィキメディア・コモンズには、アサノハカエデに関連するメディアがあります。  src= ウィキスピーシーズにアサノハカエデに関する情報があります。

アサノハカエデ(麻の葉楓、学名:Acer argutum )はムクロジ科カエデ属落葉小高木雌雄異種[2][4]

特徴[編集]

樹高は5-10mに、幹の直径は15-20cmになる。樹皮には皮目が点在する。冬芽の鱗片は2対あり、敷石状に並び、紫褐色になる。鱗片葉は長さ1.5-2cmになるへら形で、背面に短い軟毛が密生する。は頂芽、側芽および仮頂芽から伸びて、2-5対、対生する。この他、雌花序の基部に1対の葉をつけるが、雄花序の基部にはつかない。葉身は、長さ2.5-6.5cm、幅3-8cmで、掌状に5-7浅・中裂し、裂片の先は尾状にとがり、基部は心形から切形になり、縁は細かい重鋸歯がある。葉の表面は無毛で、裏面に短伏毛が密生し、ときに白色を呈する。葉柄は長さ2-10cmあり、葉身より長く、毛はない[2][3][4]

花期は5月。葉の展開に伴って、花序を前年枝の仮頂芽および側芽から出す。は淡黄緑色。雄花序は束状で花が7-10個垂れ下がり、花柄は長さ約1.5cm、萼片は4個あり黄緑色で長さ3mm、花弁は4個で萼片より小さい。雄蕊は4個で長さ約5mmになる。雌花序は散房状で花が約10個垂れ下がり、萼片は4個あり黄緑色で長さ2-3mm、花弁は4個で萼片より小さく、雄蕊はないか、あっても1-2個で短い。子房は無毛で、花柱は外曲する。果期は8-9月。果実翼果で、果序は総状で垂れ下がり、分果は無毛で長さは2.-2.5cmになり、果翼はほぼ水平に開く[2][3][4]

和名は、葉脈の流れ方がアサ科アサ(麻)の葉に似ることによる[2][3]

分布と生育環境[編集]

日本固有種。本州の福島県・新潟県以西および四国に分布し、山地の林縁、谷間、谷間に続く斜面に生育する[2][4]。高地の沢沿いに多く[3]、関東地方では、標高800-1900mの山地にみられる[2]

利用[編集]

材は、器具材などとして利用される。また、寒冷地では庭木として植栽される[2]

ギャラリー[編集]

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雄花序
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雌花序・若い果実
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樹皮

脚注[編集]

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  1. ^ アサノハカエデ Archived 2014年2月4日, at the Wayback Machine. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ a b c d e f g h 『樹に咲く花 山溪ハンディ図鑑4』pp.368-369
  3. ^ a b c d e 『カエデ識別ハンドブック』pp.12-13
  4. ^ a b c d 『日本の野生植物 木本II』p.9

参考文献[編集]

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本II』、1989年、平凡社
  • 茂木透、石井英美他『樹に咲く花(離弁花2) 山溪ハンディ図鑑4』、2000年、山と溪谷社
  • 猪狩貴史著『カエデ識別ハンドブック』、2010年、文一総合出版
  • 大場秀章編著『植物分類表(初版第3刷訂正入)』、2011年、アボック社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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アサノハカエデ(麻の葉楓、学名:Acer argutum )はムクロジ科カエデ属落葉小高木雌雄異種

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