オジロヌー(Connochaetes gnou)は、ウシ科ヌー属に分類される偶蹄類。
スワジランド、ナミビア、南アフリカ共和国[1][2][3]、レソト[a 1]
体長170-220センチメートル[1][3]。尾長80-100センチメートル[1][3]。肩高90-120センチメートル[1][3]。体重160-180キログラム[1][3]。顔は上方へ向かう房状の体毛で被われる[1][2][3]。下顎や前胸[2]の体毛は伸長するが、喉の体毛は伸長しない[1][3]。毛衣は暗褐色で、頭部や胴体で伸長した体毛は黒い[1][3]。尾は白い[1][2][3]。
前方および下方へ湾曲し、先端が上方へ向かう角がある[1][2][3]。角長53-74cm[2]。
草原に生息する[1][3]。オスと5-10頭のメスからなる群れを形成し生活する[1][3]。季節的な長距離移動は行わない[1][3]。
繁殖形態は胎生。妊娠期間は8-8か月半[1][3]。1回に1頭の幼獣を産む[1][3]。オスは生後3年、メスは生後18-27か月で性成熟する[1]。
家畜との競合などにより生息数が激減し、野生個体は20世紀前半に絶滅した[1]。しかしレソト西部などの農場にいた個体が保護され、生息数は増加傾向にある[1]。