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アオスジアゲハ ( 日語 )

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アオスジアゲハ Graphium sarpedon
日本亜種 G. s. nipponum
分類 : 動物界 Animalia : 節足動物門 Arthropoda : 昆虫綱 Insecta : チョウ目 Lepidoptera 上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea : アゲハチョウ科 Papilionidae 亜科 : アゲハチョウ亜科 Papilioninae : アオスジアゲハ族 Graphiini : アオスジアゲハ属 Graphium : アオスジアゲハ G. sarpedon 学名 Graphium sarpedon
(Linnaeus, 1758) シノニム 英名 Common Bluebottle 亜種
  • G. s. connectens
  • G. s. milon
  • G. s. nipponum
  • G. s. sarpedon
  • G. s. wetterensis

アオスジアゲハ(青条揚羽、学名: Graphium sarpedon)は、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種。都市周辺でもよく見られ、公園街路樹照葉樹林などに生息する。クロタイマイともいう。

形態・生態[編集]

成虫の前翅長は 30-45mm ほど。翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯が貫いている。この帯には鱗粉がなく、鮮やかなパステルカラーに透き通っている。ごくまれに、青帯をまったく欠く変異個体が発見されることがある。翅斑は雌雄ともによく似ているため、雌雄の同定は生殖器で判断するのがよい。

成虫の出現期は5-10月。年3-4回発生する。飛び方は敏捷で飛翔力が高く、樹木のまわりをめまぐるしく飛び回っていることが多い。雄は初夏からにかけて水辺に吸水集団を形成する。アゲハチョウ類には珍しく、静止時には通常、翅を閉じて止まるが、翅を開いて止まることがないわけではない

幼虫食草クスノキ科植物(クスノキタブノキシロダモヤブニッケイなど[1])のである。

はクスノキの葉を似せた形状をしている。一般のアゲハチョウ類と違い、ではなく葉に蛹を形成する。越冬態は蛹。

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    アオスジアゲハ

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    舗道で羽を広げた姿

 アオスジアゲハ 高解像度写真
アオスジアゲハ 高解像度写真

分布[編集]

東アジア東南アジアオーストラリア北部の広い範囲に生息し、15の亜種に分かれる。日本では G. s. nipponum (Fruhstorfer, 1903)[2]本州以南に分布するが、南方を起源とするチョウなので、本州中部以北ではそれほど多くなく、東北地方南部あたりが北限とされており、北海道にはいない。この亜種は日本のほか朝鮮半島にも分布する。

アオスジアゲハ属[編集]

アオスジアゲハ属(学名: Graphium)は東南アジアを中心に分布しており、5亜属に分かれ、主に次のが属する。

脚注[編集]

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  1. ^ 『昆虫の食草・食樹ハンドブック』、20頁。
  2. ^ 日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 参考文献[編集]
    • 猪又敏男編・解説、松本克臣写真 『蝶』 山と溪谷社〈新装版山溪フィールドブックス〉、ISBN 4-635-06062-4。
    • 森上信夫、林将之 『昆虫の食草・食樹ハンドブック』 文一総合出版ISBN 978-4-8299-0026-0。
    • 安田守 『イモムシハンドブック』 高橋真弓・中島秀雄監修、文一総合出版ISBN 978-4-8299-1079-5。

    関連項目[編集]

     src= ウィキスピーシーズにアオスジアゲハに関する情報があります。  src= ウィキメディア・コモンズには、アオスジアゲハに関連するカテゴリがあります。

    外部リンク[編集]

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アオスジアゲハ: Brief Summary ( 日語 )

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アオスジアゲハ(青条揚羽、学名: Graphium sarpedon)は、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種。都市周辺でもよく見られ、公園街路樹照葉樹林などに生息する。クロタイマイともいう。

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