11種
ミヤコドリ属(みやこどりぞく、学名 Haematopus)は、鳥類チドリ目ミヤコドリ科 Haematopodidae の唯一の属である。
ミヤコドリ(都鳥)と総称されるが、「ミヤコドリ」はこの属の1種 H. ostralegus の和名でもある。
極地を除く全世界の海辺に住む。カキなどの二枚貝を捕食し主な餌とするため、Oystercatcher と呼ばれる。
羽色は種により、全身黒色の種と、腹側から翼の根元にかけてが白い種とがいる。脚と嘴は鮮やかなオレンジ色をしている。
黒一色のクロミヤコドリ
ミヤコドリ科の姉妹群はトキハシゲリ科(トキハシゲリのみ)である[1]。
Sibley分類では、チドリ科セイタカシギ亜科ミヤコドリ族 Haematopodini の唯一の属であり、セイタカシギ族(セイタカシギ科+トキハシゲリ科)と姉妹群だと考えられていた。
Sibleyのセイタカシギ亜科ミヤコドリ科 Haematopodidae
国際鳥類学会議 (IOC) の分類では11種が属す[2]。日本ではミヤコドリのみが旅鳥・冬鳥として見られる。