オオガシラ属(オオガシラぞく、Boiga)は、有鱗目ナミヘビ科に属する属。
アフリカ大陸、オーストラリア大陸北部、ユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピン
体形は細く側偏し、樹上での生活に適している。頭部は大型で幅広い。眼は大型で、瞳孔は縦長。
奥歯に毒牙がある。人間が噛まれると痛みや不快感などの症状があらわれるが、毒性は低く致命的ではない。
森林に生息する。樹上棲。危険を感じると口を大きく開けて威嚇する。
食性は動物食で、小型哺乳類、鳥類、爬虫類、カエルなどを食べる。
繁殖形態は卵生。
毒牙を持つが、噛まれても致命的ではないとされる。
ナンヨウオオガシラは偶然にグアム島に移入された結果、在来種の鳥類や家畜を食害し壊滅的な被害を与えている。このことに伴い2005年に施行された外来生物法では特定外来生物に指定された。ナンヨウオオガシラを除く本属の構成種は未判定外来生物に指定されていたが、2008年に4種が特定外来生物に追加された。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されていた。しかし属単位で未判定外来生物に指定(属内で流通していた種は特定外来生物に指定)されたため、輸入は停止している。