フウロソウ属(フウロソウぞく(風露草属)、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、後述する種をはじめ 420種以上が確認されている。
フウロソウ属の学名は Geranium だが、日本で園芸用に栽培される品種などで「ゼラニウム」と呼ばれる品種はテンジクアオイ属であることが多く、本属の種は多くが○○風露(フウロ)と呼ばれている。英名では本属とテンジクアオイ属をあわせて "Geranium" と呼ぶ場合が多い。
一般に、野生種はユーラシア・北米各地の熱帯から山地にまで分布する。
日本では後述の種が全国の低地から高山帯にかけて分布する。
一般に、適度に水分のある水はけの良い土地であれば育つ。
葉は深く基部付近まで5裂し、5枚の葉が根元でくっついているように見える。その裂片は各々披針形で、さらに切れ込みが入る。
花は主に夏季から初秋にかけて咲かせる。花弁は5枚で、形は左右対称、中央に花柱が、その周囲を取り巻くようにおしべがあり、雌雄同花である。花びらや基部に毛を密生させるものがある。花はテンジクアオイ属と似るが、本属の花は相対称であるのに対し、テンジクアオイ属の花は非対称な形をするものが多い傾向がある。
花が散った跡には花柱が残り、種子が熟し飛ばすときになると裂ける。
アサマフウロの葉と花、つぼみ、花が散った跡に残る花柱
フウロソウ属(フウロソウぞく(風露草属)、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、後述する種をはじめ 420種以上が確認されている。
フウロソウ属の学名は Geranium だが、日本で園芸用に栽培される品種などで「ゼラニウム」と呼ばれる品種はテンジクアオイ属であることが多く、本属の種は多くが○○風露(フウロ)と呼ばれている。英名では本属とテンジクアオイ属をあわせて "Geranium" と呼ぶ場合が多い。