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ナシ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ナシ
Pyrus pyrifolia ナシの木(品種は豊水)
分類(APG III) 界 :
植物界 Plantae 階級なし :
被子植物 angiosperms 階級なし :
真正双子葉類 eudicots 階級なし :
バラ類 rosids 目 :
バラ目 Rosales 科 :
バラ科 Rosaceae 亜科 :
サクラ亜科 Amygdaloideae[1] 属 :
ナシ属 Pyrus 種 :
ヤマナシ P. pyrifolia 変種 :
ナシ var.
culta 学名 Pyrus pyrifolia (Burm.f.) Nakai var.
culta (Makino) Nakai
和名 ナシ(梨) 英名 Nashi Pear
Sand Pear
Russet apple pear
ナシ(梨)は、バラ科ナシ属の植物、もしくはその果実のこと。
主なものとして、和なし(日本なし、Pyrus pyrifolia var. culta )、中国なし (P. bretschneideri) 、洋なし(西洋なし、P. communis )の3つがあり、食用として世界中で栽培される。日本語で単に「梨」と言うと通常はこのうちの和なしを指し、本項でもこれについて説明する。他のナシ属はそれぞれの項目を参照のこと。
ナシ(和なし、日本なし)は、中国を原産とし中国や朝鮮半島、台湾、日本の本州、四国、九州に生育する野生種ヤマナシ(ニホンヤマナシ、P. pyrifolia var. pyrifolia )を基本種とする栽培品種群のことである。
高さ15メートルほどの落葉高木。葉は長さ12cm程の卵形で、縁に芒状の鋸歯がある。花期は4月頃で、葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を付ける。8月下旬から11月頃にかけて、黄褐色または黄緑色でリンゴに似た直径10 - 18センチメートル程度の球形の果実がなり、食用とされる。果肉は白色で、甘く果汁が多い。リンゴやカキと同様、尻の方が甘みが強く、一方で芯の部分は酸味が強いためあまり美味しくない。しゃりしゃりとした独特の食感がナシの特徴だが、これは石細胞と呼ばれるものによる。石細胞とは、ペントザンやリグニンという物質が果肉に蓄積することで細胞壁が厚くなったものである。これは洋なしにも含まれるのだが、和なしよりもその量が少ないために、和なしと洋なしとで食感に大きな差が生じる。
野生のもの(ヤマナシ)は直径が概ね2 - 3センチメートル程度と小さく、果肉が硬く味も酸っぱいため、あまり食用には向かない。ヤマナシは人里付近にしか自生しておらず、後述のように本来日本になかった種が、栽培されていたものが広まったと考えられている。なお、日本に原生するナシ属にはヤマナシの他にもミチノクナシ(イワテヤマナシ) (Pyrus ussuriensis var. ussuriensis) 、アオナシ(Pyrus ussuriensis var. hondoensis、和なしのうち二十世紀など果皮が黄緑色のものを総称する青梨とは異なることに注意)、マメナシ (Pyrus calleryana) がある。
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木についた状態。この後は日焼け防止の袋を被せられる
ナシの語源には諸説があるが、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べている。他には以下のような説がある。
- 果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」
- 風があると実らないため「風なし」
- 「甘し(あまし)」
- 「性白実(ねしろみ)」
- 漢語の「梨子(らいし)」の転じたもの
また、ナシという名前は「無し」に通じることからこれを忌んで、家の庭に植えることを避けたり、「ありのみ(有りの実)」という反対の意味を持たせた呼称が用いられることがある(忌み言葉)。しかし、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に遭わぬよう家の建材にナシを用いて「何も無し」、鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無し」などと、縁起の良い利用法も存在する。
手紙を出しても返事のないことを「梨の礫(つぶて)」という。「梨」に「無し」を掛けた言葉である。したがって、「無しの礫」は意味の上では合っているのだが、誤記である。
英語圏では多くの呼び名がある。
- 産地から、Asian pear, Chinese pear, Korean pear, Japanese pear
- リンゴのような形から Apple pear
- 砂のようなシャリシャリした食感から Sand pear
- 日本語の「ナシ」から Nashi pear
日本でナシが食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから多数食用にされたとされる根拠の種子などが見つかっている。ただし、それ以前の遺跡などからは見つかっていないこと、野生のナシ(山梨)の自生地が人里周辺のみであることなどから、大陸から人の手によって持ち込まれたと考えられている。文献に初めて登場するのは『日本書紀』であり、持統天皇の693年の詔において五穀とともに「桑、苧、梨、栗、蕪菁」の栽培を奨励する記述[2]がある。
記録上に現れるナシには巨大なものがあり、5世紀の中国の歴史書『洛陽伽藍記』には重さ10斤(約6キログラム)のナシが登場し、『和漢三才図会』には落下した実にあたって犬が死んだ逸話のある「犬殺し」というナシが記述されている[3][4]。
江戸時代には栽培技術が発達し、100を越す品種が果樹園で栽培されていた。松平定信が記した狗日記によれば、「船橋のあたりいく。梨の木を、多く植えて、枝を繁く打曲て作りなせるなり。かく苦しくなしては花も咲かじと思ふが、枝のびやかなければ、花も実も少しとぞ。」とあり、現在の市川から船橋にかけての江戸近郊では江戸時代後期頃には、既に梨の栽培が盛んだった事がわかっている。
明治時代には、現在の千葉県松戸市において二十世紀が、現在の神奈川県川崎市で長十郎がそれぞれ発見され、その後、長らくナシの代表格として盛んに生産されるようになる。一時期は全国の栽培面積の8割を長十郎で占めるほどであった。また、それまでは晩生種ばかりだったのだが、多くの早生種を含む優良品種が多数発見され、盛んに品種改良が行われた。
20世紀前半は二十世紀と長十郎が生産量の大半を占めていたが、戦後になると1959年に幸水、1965年に新水、1972年に豊水の3品種(この3品種をまとめて「三水」と呼ぶこともある)が登場し普及した。そのため、現在では長十郎の生産はかなり少なくなっている。
ナシの種子は乾燥に弱く、播種の際には注意を要する。発芽後は鉢へ移して個別に栽培し、十分に生育してから圃場へ移す。定植された苗は長さ数cmにもなる棘を付けるが、これはバラ科としての形態形質の一端である。ちなみに、この棘はナシの幼若期に特有のものであり、花芽形成が始まる頃に伸びる枝には棘がない。
ナシの花弁は通常白色、5枚の離弁が基本であるが、色や花弁数には変異がある。また、おしべは約20本、花柱は5本である。ナシは本来虫媒花であるが、自家不和合性(同じ品種間では結実しない性質)が強く、栽培される場合には経済的な理由から他品種の花粉によって人工受粉が行われる。めしべの柱頭に付着した花粉は発芽し、花粉管を伸長して胚珠に到達、重複受精を行う。果実の育成は植物ホルモンの影響を受ける為、人工的にこれを添加する事も行われる。また、結実数が多すぎる(着果過多)場合には、商品となる果実の大きさを維持する為に摘果が行われる。
受粉を確実にするためマルハナバチなどを養蜂もされている。
樹形と台木[編集]
ナシは種子植物であり、果実内には1 - 十数個の種子が形成される。天然では鳥などにより種子が散布されるが、改良品種で種子繁殖が行われる事は稀であり、通常は接ぎ木によって増やされる。台木には和なしの他、マンシュウマメナシやチュウゴクナシ、マルバカイドウも用いられる。また、本来ナシは高さ10m程になる高木だが、栽培の際には台風などの風害を避けるため、十分な日照を確保するためなどの理由により棚仕立て(平棚に枝を誘導し、枝を横に広げる矮性栽培方法)が用いられる。
S因子による不親和性[編集]
ナシの品種のS因子型 因子型 品種 S
1S
2 赤穂、独逸、早玉 S
1S
4 八雲、翠星 S
1S
5 明月、市原早生 S
1S
6 今村秋 S
2S
3 長十郎、青長十郎、青竜、武蔵 S
2S
4 二十世紀、六月、早生長十郎、菊水、祇園、早生二十世紀 S
2S
5 須磨、駒沢、愛宕 S
3S
4 筑水 S
3S
5 丹沢、豊水 S
4S
5 早生赤、太白、幸水、新水、旭、多摩 S
5S
7 晩三吉
ナシは同じ品種間で結実しない(自家不和合性)だけでなく、違う品種間でも結実しない(交配不親和性)組み合わせが多いが、これらはS因子という遺伝子による。これには、S1 - S9の9種類が存在し、通常の細胞には2つのS因子があり、花粉や卵細胞はそのいずれか一方を持つ。受粉時にめしべのS因子の一方と花粉のS因子とが一致した場合には、めしべ側のS因子産物であるS-RNaseの働きでS因子が一致する花粉管のRNAが分解される。その為、花粉管が伸長せずに受精に至らず、結実しないのである。
- S因子型が完全に一致する場合
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- 二十世紀の花(S2S4)に、祇園の花粉(S2またはS4) - 交配不能
- 祇園の花(S2S4)に、二十世紀の花粉(S2またはS4) - 交配不能
- S因子の片方が一致する場合
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- 二十世紀の花(S2S4)に、幸水の花粉(S4またはS5) - 交配可能
- 幸水の花(S4S5)に、二十世紀の花粉(S2またはS4) - 交配可能
- S因子の両方が異なる場合
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- 二十世紀の花(S2S4)に、豊水の花粉(S3またはS5) - 交配可能
- 豊水の花(S3S5)に、二十世紀の花粉(S2またはS4) - 交配可能
ナシの品種ごとの栽培面積
(特産果樹生産動態等調査、2010年)
ナシの栽培は古くからあったが、品種名が文献に現れるのは江戸幕府が行った特産品調査(1735年)である。当時既に150もの品種が記録されている。品種改良は20世紀初め頃から行われるようになった。現在では幸水、豊水、二十世紀、新高の4品種だけで、収穫量の約9割を占めているが、いずれも19世紀後半 - 20世紀前半に発見あるいは交配された品種である。
ナシの品種は、果皮の色から黄褐色の赤梨系と、淡黄緑色の青梨系に分けられるが、多くの品種は赤梨系で、青梨系の品種は二十世紀、八雲、菊水、新世紀、瑞秋(二十一世紀梨)など少数である。この色の違いは、果皮のコルク層によるもので、青梨系の果皮はクチクラ層に覆われており黄緑色となるが、赤梨系の品種では初夏にコルク層が発達し褐色となる。 和梨と洋梨を問わず、ナシの品種は、果皮の色から大きく4つに分けられる。幸水梨などの赤茶色系のラセットタイプ(Russet pear)、リンゴのように赤い赤色系のレッドタイプ(Red pear)、中国梨のように黄色い黄色系のイエロータイプ(Yellow pear)、二十世紀梨などの青色系のグリーンタイプ(Green pear)などがある。レッドタイプとイエロータイプの中間種でピンクタイプなども存在する。
幸水(こうすい)は赤梨系の早生種で、和なし生産の34%を占める最も生産量の多い品種である。なし農林3号。
園芸試験場(現、果樹研究所)が1941年に菊水に早生幸蔵を掛け合わせて作り、1959年に命名・発表された。早生種の中でも特に収穫時期が早く、8月中旬から下旬である。ただし、収穫時期が短い。赤梨系だが中間色(中間赤梨)と言い、若干黄緑色の地色が出る。酸味は少なく糖度が高い。果肉は柔らかく果汁も多い。早生種としては平均的な方だが、日持ちが短い。
豊水(ほうすい)は赤梨系の中生種で、和なし生産の30%を占める生産量第2位の品種である。なし農林8号。
果樹試験場(現、果樹研究所)によって1954年に作られ、1972年に命名された。糖度が高いが、ほどよく酸味もある濃厚な味が特徴。幸水よりやや大きめで、果汁が多い。また、日持ちも幸水よりは長い。長らくリ-14号と八雲の交配種とされていたが、2003年に果樹研究所のDNA型鑑定によって幸水とイ-33の交配種であると発表された。
二十世紀[編集]
二十世紀(にじっせいき)は青梨系の中生種で、和なし生産の13%を占める生産量第3位の品種である。また、鳥取県産なしの8割を占める。
青梨系の代表品種で、一般的な唯一の青梨。1888年に千葉県大橋村(現在の松戸市)で、当時13歳の松戸覚之助が、親類宅のゴミ捨て場に生えていたものを発見した。松戸は「新太白」と名付けたが、1898年に渡瀬寅次郎によって、来たる新世紀(20世紀)における代表的品種になるであろうとの観測と願望を込めて新たに命名された[5] [6]。その後、1904年に鳥取県に導入され、鳥取県の特産品となった。花は鳥取県の県花に指定されている。
発祥の地は後に「二十世紀が丘梨元町」と名付けられ、覚之助の業績を記念している[5]が、発祥の松戸市を含む関東地方では幸水や豊水が主で、現在殆ど栽培されなくなっている。
果皮は黄緑色で美しく、甘みと酸味のバランスが良いすっきりした味わいで果汁が多い[6]。収穫時期が比較的遅く、(水分の多い)梨の需要が見込まれる夏・初秋に収穫できないのが欠点でもある。自家受粉が出来ない(これは二十世紀に限らず)、黒斑病に非常に弱いといった欠点を改良した品種もある(後述)。
新高(にいたか)は赤梨系の晩生種で、和なし生産の11%を占める生産量第4位の品種である。
菊地秋雄が東京府立園芸学校の玉川果樹園で天の川と長十郎を交配させて作った品種で、1927年に命名された。名前の由来は当時日本で一番高い山であった台湾の新高山(玉山)より[7]。当時の命名基準では国内の地名を用いることになっており、優れた品種であることから、日本で一番高い山の名称を用いたという[8]。収穫時期は、10月中旬から11月中旬。500グラム - 1キログラム程度の大型の品種で、果汁が多く、歯ごたえのある食感で、味は酸味が薄く甘い。洋なしほどではないが芳香もある。比較的日持ちが良い。
新興(しんこう)は赤梨系の晩生種で、生産量は新高に次ぐ5位。
1941年、新潟県農事試験場で二十世紀と今村秋を掛け合わせて作られた。やや大きめの品種で収穫時期は10月上旬から下旬。赤梨ながら青梨の性質を兼ね備えるのが特徴で、シャリシャリした歯ざわりがあり、遅くに収穫したものなら常温でも年を越せるなど日持ちが抜群に良い。果汁が多く、味は二十世紀の酸味を弱めた感じである。
その他の品種(赤梨系)[編集]
- 南水(なんすい)
- 新水と越後を掛け合わせて作られた、赤梨系の中生種。甘みが強い。長野県での生産が9割ほどを占める。長野県飯田市を中心とする南信州地域では大正時代から梨栽培に取り組み、「南水」は20年近い歳月を経て誕生し、平成2年に長野県が品種登録した新しい品種の赤梨。名前は、「南信州の清涼さと南アルプスの崇高さ」をイメージしてつけられた。
- 果皮は黄褐色。果肉は雪白色に近く、サクサクとした心地よい歯触りで果汁も多い。糖度も極めて高く、中心部の酸味も少ない。貯蔵性にすぐれ、収穫期から常温で1か月。冷蔵で3か月、氷蔵で6か月間の貯蔵が可能。
- 南水の収穫は9月下旬から10月上旬。栽培が難しい品種のため、高い技術レベルが必要。
- 長十郎(ちょうじゅうろう)
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1893年に川崎市で当麻辰次郎(当麻長十郎)が発見した[9]。赤梨系の中生種。かつては和なしを代表する主要品種であったが現在はあまり生産されておらず、耐寒性に強いため東北地方の青森県、宮城県、秋田県の一部に産地が残る程度である。本来は十分に甘いが、収量を上げるために糖度を下げていることが多い。肉質は硬く、やや劣る。受粉用の花粉採取のためによく使われている。
- 愛宕(あたご)
- 赤梨系の晩生種。岡山県を中心に大分県、愛知県、鳥取県など西日本で生産が盛ん。1 - 1.5キログラムと非常に大きく、日持ちが良い。
- 晩三吉(おくさんきち)
- 10月下旬から11月上旬に収穫される晩生種で、貯蔵性に優れ翌年3月頃まで出回る。平均700gほどの大玉の品種で、やや酸味が強く、さっぱりした甘味がある。全国各地で生産される。「ばんさんきち」とも呼ばれるが、「おくさんきち」が正しい呼び方。
- 多摩(たま)
- 祇園と豊水を掛け合わせて作られた、赤梨系の早生種。名前通り、「多摩川梨」の代表的な品種として神奈川県で生産が盛んであり、生産量の8割以上を神奈川県産で占める。
- 新水(しんすい)
- 君塚早生に菊水を掛け合わせた、赤梨系の早生種。農林4号。8月上旬から収穫されるが、病虫害への脆弱性や生育の悪さなどから生産量は少なく、石川や兵庫で少量生産される程度。
- あきづき
- 162-29(新高と豊水の交配種)に幸水を掛け合わせた、赤梨系の中生種。農林19号。500グラム以上の大型の品種で、非常に甘い。千葉県、福島県、茨城県、熊本県などで生産されている。
- 雲井(くもい)
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1939年に石井早生と八雲の交配により作出され、1955年に「なし農林1号」として登録された。花粉はほとんどない。果皮は中間色(緑色の地に薄く茶色がかったような色)。東京周辺では8月中旬に熟し、果実は300グラム程度と平均的な大きさである。肉質はよいものの糖度が低く、幸水と競合することなどから現在ではほとんど栽培されていない。
- 彩玉(さいぎょく)
- 埼玉県で開発された新高と豊水をかけあわせた大きく甘い品種。
- 稲城(いなぎ)
- 早生ではあるが大玉で果汁が多く、さわやかな甘みがある品種。東京都稲城市のナシ生産農家が努力を重ねて育成した品種で、稲城市、日野市、府中市、国立市などで栽培されている。地元の直売で非常に人気が高く、市場には出回っていない。
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新甘泉(しんかんせん)
- 「筑水」に「おさ二十世紀」を交配して育成されたもので、2008年に品種登録された。やや早生種で、育成地の鳥取県北栄町では8月下旬に成熟する。甘味はかなり高く、酸味は中程度で果汁が多い[10]。
- にっこり
- 栃木県農業試験場が、1984年に「新高」に「豊水」を交配して育成し1996年8月に品種登録した晩生種[11]。栃木県内のみで生産されている。名称の由来は国際的観光地の日光と梨の音読み「リ」から[11]。
- 果実は大きく、重さが1.3kgくらいになるものもある。果肉は柔らかく、糖度が高く、酸味が少なく、果汁が多い。収穫時期は10月中旬から11月中旬まで。貯蔵性が良く、涼しいところで約2か月間保存できる[12]。中華圏では大きくて濃い黄色をした特徴が風水信仰に合致し、縁起物の贈答品として珍重されている。香港での販売名は「スマイリングピア」(微笑み梨)[13]。
- きらり
- 栃木県農業試験場が、1994年に「おさ二十世紀」に「にっこり」を交配して育成し2007年2月に品種登録した晩生種。栃木県内のみで生産されている。県内で主に育成されている幸水(7月末から8月上旬)、豊水(8月中旬から9月下旬)、にっこり(11月)の生産連続性を高めるため、同時期に収穫されるが食味に劣る新高に変わる品種として開発された。果実はやや大きく、重さが1.0kgくらいになるものもある。果肉は柔らかく、糖度がにっこりより若干弱くさわやかな甘みで、酸味が少なく、果汁が多い。収穫時期は9月下旬から10月下旬。貯蔵性は10日程度と通常の品種に準ずる[14]。
その他の品種(青梨系)[編集]
- ゴールド二十世紀
- 二十世紀にガンマ線を照射して作られた改良品種で、黒斑病に強い。青梨系の中生種。1991年に作られ、「金のように価値がある」という意味で命名。
- おさ二十世紀
- 突然変異によって自家受粉が可能となった二十世紀。青梨系の中生種。鳥取県泊村の梨園で発見され、園主の名前から命名。
- おさゴールド
- おさ二十世紀の「自家受粉ができる」、ゴールド二十世紀の「黒斑病に強い」という2つの長所を持ち合わせた品種。青梨系の中生種。農林水産省と鳥取県の共同研究によりおさ二十世紀にガンマ線を照射して開発された。
- 菊水(きくすい)
- 二十世紀に太白を掛け合わせた青梨系の中生種。かつては代表的な青梨系の品種であったが、現在は少なくなった。三水(幸水、新水、豊水)などの優良品種を数多く生み出した。やや酸味はあるが糖度は高い。
- なつひめ
日本における産地[編集]
ナシの都道府県ごとの栽培面積
(特産果樹生産動態等調査、2004年)
ナシは沖縄県を除く日本各地、北海道南部(但し、北部でも栽培収穫の例がある)から鹿児島県まで広く栽培されている。そのため、主産県でも収穫量におけるシェアはそれほど高くなく、上位10県合計でも全体の7割弱である。産地は東日本と九州地方に集中しており、特に関東地方で過半数を超える。土壌は火山灰土、砂地などが栽培適地となっているほか、風害の影響を受けやすいため、盆地や山間の扇状地に産地が発達している。
なお、主要産地の地方自治体ではナシの大敵である赤星病対策としてビャクシン類の植栽を規制する条例を設けているところが多い。
生産上位県[編集]
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千葉県 - 江戸時代から続く和梨産地で、古くは長十郎などを特産。また、幸水と豊水の人気が出てからは和なし生産量、収穫量、栽培面積とも1位をキープしている。そのうち7割は観光農園や直売所販売による。[15]
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茨城県 - 和なし収穫量第2位。千葉と比較して市場出荷の比率が高い。幸水収穫量第2位、豊水収穫量1~2位。
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栃木県 - 和なし収穫量第3~6位。県独自ブランドの「にっこり」が知られる。
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鳥取県 - 和なし収穫量第3~6位。平成13年までは長らく第1位であった。今日では豊水や幸水などの赤梨の方が市場人気が高いのと二十世紀梨は栽培が比較的難しいため、生産農家が減少したためである。二十世紀収穫量第1位。二十世紀の全国シェアは53%。また、県内の和なし収穫量のうち79%が二十世紀だったが、幸水や豊水、県独自の品種、「新甘泉」など赤梨の比率も増加したため、今日では青梨の比率は減少している。
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福島県 - 和なし収穫量第3~5位。福島市の収穫量が圧倒的に多く、ブランド梨の萱場梨が知られる。ほかに須賀川市、相馬市(磯部梨)、郡山市(磐梯熱海梨)、いわき市(サンシャインいわき梨)などに産地がある。[30]。自治体単位では福島市が日本一の収穫量を誇り、萱場地区は日本一の梨密集産地となっている。[31]。幸水、豊水のほか、「あきづき」の産地となっている。
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長野県 - 和なし収穫量第4~6位。青梨の生産は鳥取に次いで多く、飯田地区で盛ん。「新水」を親に持つ県独自ブランドの「南水」が知られる。
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その他都府県[編集]
東北地方[編集]
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関東地方[編集]
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埼玉県 - 収穫量第7~11位。近代以降から主産地となり、歴史的経緯などから伝統的な産地が多い。
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東京都 - 稲城の梨が知られる。古くは稲城市以外にも日野市、小平市、東村山市などに梨畑が展開しており、多摩湖梨と呼ばれ、数千トンを収穫する一大産地であったが、宅地化や都市化に伴う農器具の制限、他産地との競争などで規模が縮小した。
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神奈川県 - 川崎、横浜の内陸部に産地が展開するが、直売所販売、観光農園が主で、市場出荷は行っていない。川崎は多摩川梨、横浜ははま梨としてブランド化を勧めている。
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中部地方[編集]
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新潟県 - 和なし(主に「新高」「幸水」)和なし収穫量第7~11位。
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富山県 - 富山市、呉羽丘陵の呉羽梨がブランド品として知られる。
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近畿地方[編集]
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三重県 - 香良洲は全国に先駆け、ハウス梨栽培に取り組んだ産地。
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奈良県 - 大淀町大阿太高原は関西随一の梨産地であり、勝利(かちどき)梨として一世を風靡した。[35]
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中国・四国地方[編集]
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香川県 - 豊浜にはホーナンの梨と呼ばれる産地がある。
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高知県 - 新高発祥地。風害対策のため、梨畑には防風林が発達している。
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九州地方[編集]
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熊本県 - 和なし収穫量第7~12位。県が台風の通り道に位置するため風害の影響を受けやすく、収穫量は上下しやすい。主産地は荒尾市(新高で知られる)[38]
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大分県 - 和なし収穫量第7~11位。日田市は自治体単位で全国有数の生産高で、日田梨をブランド化している。[39]
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収穫量[編集]
和なし収穫量上位10県における、和なし合計と主要品種の収穫量・シェアを以下に示す。(出典:農林水産省統計情報、2006年)
和なし合計 幸水 豊水 二十世紀 新高 収穫量 シェア 収穫量 シェア 収穫量 シェア 収穫量 シェア 収穫量 シェア 全国合計 290,900 t 98,300 t 87,300 t 39,000 t 32,300 t
千葉県 34,900 t 12% 14,500 t 15% 12,300 t 14% 217 t 1% 6,000 t 19%
茨城県 29,200 t 10% 12,600 t 13% 12,600 t 14% 15 t 0% 3,000 t 9%
鳥取県 23,400 t 8% 778 t 1% 1,480 t 2% 18,400 t 47% 360 t 1%
福島県 22,300 t 8% 9,000 t 9% 8,390 t 10% 2,620 t 7% 1,220 t 4%
長野県 19,400 t 7% 5,410 t 6% 4,500 t 5% 4,970 t 13% 201 t 1%
栃木県 19,200 t 7% 7,270 t 7% 8,710 t 10% 2 t 0% 1,380 t 4%
新潟県 15,500 t 5% 3,370 t 3% 2,480 t 3% 2,290 t 6% 3,130 t 10%
埼玉県 11,900 t 4% 6,600 t 7% 3,620 t 4% 2 t 0% 1,180 t 4%
熊本県 11,200 t 4% 2,600 t 3% 3,380 t 4% 227 t 1% 3,840 t 12%
福岡県 10,300 t 4% 4,970 t 5% 3,570 t 4% 303 t 1% 818 t 3%
ナシの主な利用法は食用、特に生食である。一般的なナシの剥き方はリンゴに類似したもので、縦に8等分などして、皮を剥き中心部を取り除く方法である。また、シロップ漬けの缶詰にも利用されるが、ナシ単独の缶詰が売られていたり、それを食することは稀であり、他の果物と混ぜてミックスフルーツとして販売・食用とされることが多い。
加工品としては清涼飲料水や、ゼリー、タルトなどの洋菓子に利用されているが、洋なしと比べるとそれらを見かける機会は少ない。料理に用いられることは冷麺の具として用いる以外ほぼないが、産地などでは梨カレー[1]などといったレシピも開発されている。
一大産地の千葉県鎌ケ谷市[2]、白井市では1980年代末に梨ワイン、梨ブランデーを商品化した。このほか、千葉県いすみ市、埼玉県久喜市[3]、秋田県男鹿市[4]でも梨ワインが生産されている。
洋なしは、果実酒(ペアサイダー)、蒸留酒(ブランデー)などに利用されているが、和なしでの梨ワイン、梨ブランデーの生産は、現在、日本のみである。
ナシはタンパク質分解酵素を持っているため、生の状態ですり下ろしたものを焼肉やプルコギなどの漬け込みだれとして利用するレシピがある。
2010年代より、二十世紀梨の産地である鳥取県や隣接する兵庫県但馬地方において、「梨のスパークリングワイン」の名称で和なしのシードル(ペアサイダー)も商品化されている[5][6]。千葉県鎌ケ谷市でも2012年から、豊水を原料とするスパークリングワインが商品化された(1980年代末から商品化されている梨ワインの原料は幸水)[7][40]。
和梨および洋梨の発泡酒は、酒税法第3条によると、発泡性酒類のその他の発泡性酒類に分類される。
成分・栄養価[編集]
日本なし 生
[41] 100 gあたりの栄養価
エネルギー デンプン 正確性注意 食物繊維 飽和脂肪酸 一価不飽和 多価不飽和 ビタミン チアミン (B
1)
ナイアシン (B
3)
パントテン酸 (B
5)
ビタミンB6 葉酸 (B
9)
ビタミンC ビタミンE ミネラル カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛 銅 他の成分
水分 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 ビオチン(B7) [42]。廃棄部位: 果皮及び果しん部 マイクログラム • mg =
ミリグラム IU = 国際単位
%はアメリカ合衆国における
成人
栄養摂取目標 (RDI) の割合。
糖度は11 - 14%程度で、糖分としてはショ糖、果糖、ソルビトール、ブドウ糖(多い順)を含む。酸度は0.1%程度で、リンゴ酸やクエン酸などである。
和なし・洋なしともに果物としてはビタミンをほとんど含まず、栄養学的な価値は高くない。
- 水分
- 果物の多くがそうであるように、ナシのほとんどは水分である。可食部100gあたり88g。
- 食物繊維
- 可食部100gあたり0.9g。
- カリウム
- 血液中のナトリウムイオンの増加を防ぎ、高血圧などに良い。可食部100gあたり140mg。
- ソルビトール
- 甘く冷涼感のある糖アルコール。のどの消炎に効果がある。洋なしではこれによって追熟が起きる。
- アスパラギン酸
-
アミノ酸の一種。疲労回復効果がある。
-
プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)
- 消化を助けたり、肉料理において肉を柔らかくしたりする効果がある。
ことばでのナシ[編集]
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梨園(りえん) - 玄宗の故事に由来するといわれ、歌舞伎界を意味する。
- 梨尻柿頭 - ナシは尻の部分が甘く、カキは頭の部分が甘いということ。
- 梨の礫(つぶて) - 便りを出しても、先方からさっぱり音沙汰のないこと。
- 梨花一枝、春雨(はるあめ)を帯ぶ - 美人が涙ぐむさま。
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^ Potter, D.; Eriksson, T.; Evans, R.C.; Oh, S.H.; Smedmark, J.E.E.; Morgan, D.R.; Kerr, M.; Robertson, K.R.; Arsenault, M.P.; Dickinson, T.A.; Campbell, C.S. (2007), “Phylogeny and classification of Rosaceae”, Plant Systematics and Evolution 266 (1–2): 5–43, doi:10.1007/s00606-007-0539-9, http://biology.umaine.edu/Amelanchier/Rosaceae_2007.pdf
-
^ 卷第卅 七年(中略)丙午勅詔令天下勸殖桑苧梨栗蕪菁等草木以助五穀
-
^ “和漢三才図会 巻第八十七 梨”. 国立国会図書館 近代デジタルライブラリー. ^ 鈴木晋一 『たべもの史話』 小学館ライブラリー、1999年、pp50-54
- ^ a b 松戸が二十世紀梨発祥の地です まつどの観光・魅力・文化|松戸市 2017年6月10日閲覧
- ^ a b 梨|旬鮮図鑑/千葉県 2017年6月10日閲覧
-
^ 神奈川県園芸試験場桃季会:「桃季の郷に集う」創立10周年記念誌
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^ また、天の川に長十郎ではなく今村秋を掛け合わせたと考えられていたのが原因で、それぞれの品種の原産地である新潟県(天の川)と高知県(今村秋)の頭文字を取ったという俗説がある。
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^ NPO法人かわさき歴史ガイド協会. “長十郎梨のふるさと (pdf)”. ^ 農林水産省生産局知的財産課 品種登録ホームページ 新甘泉
- ^ a b “にっこり(梨)”. カラダにとちぎ. 一般社団法人とちぎ農産物マーケティング協会. ^ 農林水産省生産局知的財産課 品種登録ホームページ にっこり
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^ 農産物のブランド化に対する行政の取り組み 宇都宮大学国際学部中村祐司研究室
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^ 農林水産省生産局知的財産課 品種登録ホームページ きらり
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^ 千葉県 教えてちばの恵み 旬鮮図鑑 梨
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^ 白井市 しろいの梨
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^ 市川市 農水産業 市川のなしについて
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^ 鎌ケ谷市 特産物 鎌ヶ谷の梨
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^ 船橋のなし情報サイト
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^ 松戸市 観光梨園(梨もぎ)
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^ 柏市 農・食 梨の直売所
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^ まいぷれ八千代市 八千代市の梨のすべて
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^ 市原市 特産品の概要 梨
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^ 香取市 カトリノ郷物語vol.16 水郷梨
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^ JAいすみ 梨
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^ JA長生 とれたて彩菜 長生ブランド
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^ 東京新聞 梨の出荷始まる 筑西のJA選果場
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^ 茨城をたべよう
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^ 宇都宮市 特産物のご案内 梨
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^ ふくしま新発売。ふくしまの日本ナシ
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^ 一般社団法人 福島市公設地方卸売市場協会 ナシ(梨)
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^ NPO法人利府町観光協会 利府梨のルーツ
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^ 食の都庄内 刈屋梨
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^ 越中とやま食の王国 富山食ブランド 呉羽梨
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^ 大淀町 梨
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^ 生協ひろしま 世羅 幸水梨・豊水梨
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^ 道の駅 伊万里ふるさと村
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^ 荒尾梨でおもてなしMAP
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^ 四季を通して日田の梨
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^ ただし、ワインとはブドウから作られた酒のみを表す物なので、和製英語になる。正確には、和梨のシードル (仏: cidre) 、ペアサイダー (英: pear cider) 、ペリー (英: perry) 、スパークリングペリー(梨のスパークリングワイン)、和梨の発泡酒、ポワレ(仏: poiré)などと呼ぶのが適切である。和梨のワインについては、和梨酒、または、和梨の果実酒である。
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^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
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^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
参考文献[編集]
- 『果樹園芸大百科 4 ナシ』 編・出版:農山漁村文化協会、2000年
- 『植物の世界 5』 朝日新聞社、1997年
- 『図説 花と樹の事典』 監修:木村陽次郎、柏書房、2005年
- 『たべもの起源事典』 岡田哲、東京堂出版、2003年
- 『世界有用植物事典』 堀田満 他、平凡社、1989年
関連項目[編集]
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外部リンク[編集]