タカネツメクサ属(タカネツメクサぞく、学名:Minuartia、和名漢字表記:高嶺爪草属)はナデシコ科の属の一つ。
ウィキメディア・コモンズには、タカネツメクサ属に関連するカテゴリがあります。小型の多年草で、高山に多い。よく分枝し、茎は株状になる。葉は対生し、針形で茎の下部は葉が密生する。花は単生するか2出集散花序をなす。萼片は離生し、5個あり、花弁も5個で縁は全縁、色は白色ときに淡紅色。雄蘂は10個で子房の周辺につく。子房は1室で花柱は3個。果実は蒴果となり浅く3裂する。
世界の高山帯や亜寒帯に約120種知られ、日本には4種ある。
タカネツメクサ属 Minuartia は、蒴果が3裂するが、蒴果が6裂するノミノツヅリ属 Arenaria に含める場合もある[1][2]。