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ツルカノコソウ ( Giaponèis )

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ツルカノコソウ ツルカノコソウ、鈴鹿山脈の藤原岳(三重県いなべ市)にて、2017年4月30日撮影
花をつけたツルカノコソウ、藤原岳三重県いなべ市)にて
分類APG III : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots 階級なし : キク類 asterids 階級なし : キキョウ類 campanulids : マツムシソウ目 Dipsacales : スイカズラ科 Caprifoliaceae : カノコソウ属 Valeriana : ツルカノコソウ V. flaccidissima 学名 Valeriana flaccidissima Maxim.[1] 和名 ツルカノコソウ

ツルカノコソウ(蔓鹿の子草、学名Valeriana flaccidissima Maxim.[1])は、スイカズラ科[1]カノコソウ属分類される多年草の1[2][3]。種小名(flaccidissima)は、「最も軟弱な」を意味する[4]和名の「ツル」は、つる枝をのばして繁殖する特徴に由来する[2][4]。別名が「ヤマカノコソウ」[4]。中国名が「柔垂缬草[5]

特徴[編集]

高さは20-60 cm、細く[3]中空で[4]、柔らかい[2]の色は白色に近く[2]時に紅色を帯び[3]集散花序[4]散房花序[3])。は線形、花冠漏斗状で長さ約2 mm[3]雄蕊は花冠から突き出ない[3]。開花時期は4-5月[2]花茎がのびきる頃に、地面の上に長いつる枝を四方に出して繁殖する[2]果実痩果で広披針形で[3]は花後に痩果上で白色の冠毛状になり、風によって散布される[4]。根葉、茎上葉、つる葉がある[4]の裂片に波状の鈍鋸歯がある[3]

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    紅色を帯びた漏斗状の

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    地面の上に長いつる枝を四方に出して繁殖する

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    痩果上に羽状の冠毛がある。

分布と生育環境[編集]

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山地の湿った場所に群生するツルカノコソウ

中国台湾日本の暖地[2]に分布する[5]

日本では本州四国九州に分布する[2]

山地丘陵地に沿った日陰の湿った場所に普通に生育し、よく群生する[2]山野草として園芸に利用されている。カノコソウとは異なり、薬用植物にはならない[6]

種の保全状況評価[編集]

日本では以下の多数の都道府県レッドリストの指定を受けている。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ツルカノコソウ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). ^ a b c d e f g h i 林 (2009)、146頁
  2. ^ a b c d e f g h 佐竹 (1981)、147頁
  3. ^ a b c d e f g 牧野 (1982)、540頁
  4. ^ a b Valeriana flaccidissima” (英語). eFlora. ^ カメバカノコソウ”. 奈良県薬剤師会. ^ a b 東京都レッドデータブック、ツルカノコソウ”. 東京都. ^ 長野県版レッドリスト(植物編)2014年、維管束植物 (PDF)”. 長野県. pp. 9 (2017年11月9日閲覧。
  5. ^ 長崎県レッドリスト(2011)中間見直し、維管束植物 (PDF)”. 長崎県. pp. 5. ^ 山梨県 レッドデータブック (平成17年6月公開)”. 山梨県. ^ 青森県レッドデータブック(2010年改訂版)、植物02 (PDF)”. 青森県. pp. 84. ^ 秋田県版レッドリスト2014(維管束植物)について”. 秋田県. ^ 埼玉県レッドデータブック2011 植物編、維管束植物 (PDF)”. 埼玉県. pp. 161 (2017年11月9日閲覧。
  6. ^ レッドデータブックさが2010 植物編”. 佐賀県. 参考文献[編集]

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ツルカノコソウ(蔓鹿の子草、学名:Valeriana flaccidissima Maxim.)は、スイカズラ科カノコソウ属分類される多年草の1。種小名(flaccidissima)は、「最も軟弱な」を意味する。和名の「ツル」は、つる枝をのばして繁殖する特徴に由来する。別名が「ヤマカノコソウ」。中国名が「柔垂缬草」。

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