オカトラノオ属(オカトラノオぞく、 Lysimachia)は、被子植物に属する分類群で、属の階級にある。新エングラー・クロンキストなど伝統的な体系ではサクラソウ科に属するが、APG植物分類体系第1版・第2版など分子系統学に基づく体系ではヤブコウジ科に含めることも提案されていた[2]。APG植物分類体系第3版ではサクラソウ科を広義のものとしてヤブコウジ科などを含めたため、オカトラノオ属もサクラソウ科に戻っている。
多年草、越年草または小低木。茎は直立、斜上、または匍匐する。葉は全縁で、茎に互生、対生または輪生する。花の色は黄色または白で、茎の先に総状または円錐状につくか、葉腋に1個つく。花冠は鐘状または杯状で、ふつう5裂、まれに3-9裂する。種皮は種子と密着する。全世界に分布し、160種ほど知られており、アジアの温帯に多い。日本には16種あり、帰化植物も確認されている。
属名は古代マケドニア王国(トラキア)の王リュシマコスの名にちなむ。
オカトラノオ属(オカトラノオぞく、 Lysimachia)は、被子植物に属する分類群で、属の階級にある。新エングラー・クロンキストなど伝統的な体系ではサクラソウ科に属するが、APG植物分類体系第1版・第2版など分子系統学に基づく体系ではヤブコウジ科に含めることも提案されていた。APG植物分類体系第3版ではサクラソウ科を広義のものとしてヤブコウジ科などを含めたため、オカトラノオ属もサクラソウ科に戻っている。