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Dysphania ambrosioides (L.) Mosyakin & Clemants

アリタソウ ( Giaponèis )

fornì da wikipedia 日本語
アリタソウ Dysphania ambrosioides
Dysphania ambrosioides
分類APG III : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 Angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 Eudicots 階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots : ナデシコ目 Caryophyllales : ヒユ科 Amaranthaceae 亜科 : Chenopodioideae : Chenopodieae : アカザ属 Chenopodium : アリタソウ C. ambrosioides 学名 Chenopodium ambrosioides
L.[1] シノニム

Chenopodium ambrosioides
L.
var. pubescens
(Makino) Makino
Dysphania ambrosioides
(L.)
Mosyakin et Clemants
Ambrina ambrosioides
(L.) Spach
Ambrina ambrosioides
(L.) Spach
var. pubescens
(Makino)

和名 アリタソウ(有田草)、ケアリタソウ(毛有田草) 英名 Mexican tea, Epazote, Wormseed, Jesuit's Tea 亜種
  • アメリカアリタソウ
    C. a. var. anthelminticum[1]
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Dysphania ambrosioides

アリタソウ(有田草、学名: Chenopodium ambrosioides または Dysphania ambrosioides)は、アカザ科APG植物分類体系ではヒユ科アカザ属またはアリタソウ属一年草

和名は、駆虫薬として佐賀県有田町栽培していたことに由来する。エパソーテスペイン語: epazote)とも言い、ナワトル語の「エパートリ」(epatli, 「スカンク」)と「ソートリ」(zotli, 「ハーブ」)に由来する。英語ではメキシカン・ティー (Mexican tea) とも呼ばれる。

本記事ではアカザ科のアリタソウを説明している。シソ科にも「アリタソウ」と呼ばれる全く別の植物があり、これはケイガイの別名である。

特徴[編集]

一年から数年で枯死する。1.2mほどまで生長し、不規則にを広げ、長楕円形皮針をつける。葉は12cmほどにもなる。の先端の円錐花序に緑色の小さなをつける。

毛があるものを、ケアリタソウ(毛有田草、学名: C. a. var. pubescens)と呼んで区別する。

近縁種[編集]

分布・生育地[編集]

南米メキシコ南部原産。原産地だけでなく、ヨーロッパアメリカの温暖な亜熱帯日本を含むアジアでも生長し、侵入雑草となることもある。

日本では、家畜が食べると有害なために嫌われている。

利用[編集]

調理[編集]

エパソーテは独特の刺激臭を持ち、葉物野菜ハーブとして用いられる。生の状態では樹脂性の薬効のある辛味を持つ。味はアニスフェンネルタラゴンに似ているが、より風味が強い。柑橘類石油ミントを連想させるようなピリッとした独特の香りを持つ。

伝統的にメキシコ料理では、豆(フリホレス)の香り付けや整腸に利用されていた。特に黒いんげん豆を煮るときには欠かせない。この他ケサディージャスープ、モーレ・デ・オーヤ(mole de olla、野菜を煮込んで唐辛子で風味をつけたスープ)、タマーレス・デ・ケソ・イ・ラハ(tamales de queso y raja、火であぶって皮をむき、細く裂いたポブラーノ唐辛子チーズを詰めたタマーレス)、チラキレスジャガイモエンチラーダスイートコーンの料理などに特によく用いられる。一度その味を覚えると、何にでも使えるハーブである。

薬用[編集]

エパソーテは豆を食べることによって起こる腹部膨満無月経に効果があるとされている[2]。そのほか、月経困難症マラリアコレラヒステリーカタル気管支喘息への効果も指摘されている[3]

鎮痙剤虫下しもエパソーテから作られる。また、最初の中絶薬もエパソーテの研究から生まれている。

エパソーテのエッセンシャルオイルは70%未満のアスカリドールからなり、そのほかリモネンシメンなどモノテルペンとその由来成分が含まれる。アスカリドールはハーブの成分としては珍しい。アスカリドールは中毒性がある。また刺激臭を持ち、単体ではどちらかというと不快なにおいである。また衝撃に敏感な爆発物でもある。メキシコ産のエパソーテの方が、アジアヨーロッパで見られるものよりもアスカリドール濃度は低いといわれる。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. ^ Duke, James A. (1997). The Green Pharmacy. Rodale: Emmaus, pp. 51–53. ISBN 0875963161.
  2. ^ Duke, James A. (1997). The Green Pharmacy. Rodale: Emmaus, pp. 855–856. ISBN 0875963161.

参考文献[編集]

  • Kennedy, Diana (2000) (英語). The Essential Cuisines of Mexico. New York: Clarkson Potter. ISBN 0609603558.
  • 平野隆久写真 『野に咲く花』 林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、ISBN 4-635-07001-8。
  • 写真で見る外来雑草畜産技術協会ISBN 4-88137-056-1。
  • 岩瀬徹 『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、ISBN 978-4-88137-135-0。
  • 岩瀬徹・川名興・飯島和子 『校庭の雑草』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、ISBN 978-4-88137-146-6。
  • 亀田龍吉、有沢重雄 『花と葉で見わける野草』 近田文弘監修、小学館ISBN 978-4-09-208303-5。

関連項目[編集]

 src= ウィキスピーシーズにアリタソウに関する情報があります。  src= ウィキメディア・コモンズには、アリタソウに関連するカテゴリがあります。

外部リンク[編集]

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アリタソウ: Brief Summary ( Giaponèis )

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アリタソウ(有田草、学名: Chenopodium ambrosioides または Dysphania ambrosioides)は、アカザ科APG植物分類体系ではヒユ科アカザ属またはアリタソウ属一年草

和名は、駆虫薬として佐賀県有田町栽培していたことに由来する。エパソーテ(スペイン語: epazote)とも言い、ナワトル語の「エパートリ」(epatli, 「スカンク」)と「ソートリ」(zotli, 「ハーブ」)に由来する。英語ではメキシカン・ティー (Mexican tea) とも呼ばれる。

本記事ではアカザ科のアリタソウを説明している。シソ科にも「アリタソウ」と呼ばれる全く別の植物があり、これはケイガイの別名である。

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