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プレソドン科 ( Japanese )

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プレソドン科 分類 : 動物界 Animalia : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata : 両生綱 Amphibia : 有尾目 Urodela 亜目 : イモリ亜目 Salamandroidea : プレソドン科 Plethodontidae
Gray, 1850

プレソドン科 (Plethodontidae) は、両生綱有尾目に属する科の1つである。アメリカサンショウウオ科またはムハイサラマンダー科ともいう。有尾目全体の約2/3の種を含む最大の科[1]であり、最も進化程度が高いといわれる。学名は「多くの歯」の意。

特徴[編集]

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アメリカサンショウウオ科の一種

以下の特徴を持つ。

  • 肺を欠き皮膚と口腔で呼吸する。渓流に生息する祖先で、体が浮かび上がって流されないように退化したものと考えられる。
  • 体内受精し、ほとんどの種が陸上に産卵し、幼生期を経ず幼体として直接発生する。陸上で産卵する種は乾燥やカビから卵を守る必要があるので、親による保護習性が発達している。幼体を保護する種まである。
  • 上唇と鼻孔の間に鼻唇腺 (Naso-labial groove) という細い溝状の嗅覚器官がある。
  • 複雑な求愛行動を行う。

生態は種によって大きく差がある。完全に水生の種(幼形成熟する種も知られる)から、完全に陸生の種、樹上性の種まで存在する。

成体のサイズも27-325mmとさまざまである。

分布[編集]

主としてアラスカ最南部・カナダノバスコシア以南の北米大陸に分布する。特にアパラチアに多くの種が集中している。南米大陸のボリビア中部とブラジル東南部にも分布し、南半球に生息する有尾目中唯一の科である。

ミズカキサンショウウオ属に属する数種のみが南ヨーロッパの南フランスイタリアサルディニア島に分布する。また2005年、韓国で本科に属する新種Karsenia Koreana が発見された。免疫学的証拠から、これらは漸新世ベーリング地峡を渡ってユーラシア大陸に分布を広げたときの遺存であるとされる。

分類[編集]

参照[編集]

  1. ^ Min, M.S., S. Y. Yang, R. M. Bonett, D. R. Vieites, R. A. Brandon & D. B. Wake. (2005). Discovery of the first Asian plethodontid salamander. Nature (435), 87-90 (5 May 2005)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

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プレソドン科: Brief Summary ( Japanese )

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プレソドン科 (Plethodontidae) は、両生綱有尾目に属する科の1つである。アメリカサンショウウオ科またはムハイサラマンダー科ともいう。有尾目全体の約2/3の種を含む最大の科であり、最も進化程度が高いといわれる。学名は「多くの歯」の意。

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