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クロウメモドキ科 ( Japanese )

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クロウメモドキ科 Berchemia-racemosa-total.JPG
クマヤナギ Berchemia racemosa
分類 : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots : バラ目 Rosales : クロウメモドキ科 Rhamnaceae 学名 Rhamnaceae
Juss. シノニム

Frangulaceae DC.
Phylicaceae J.Agardh
Ziziphaceae Adans. ex Post & Kuntze[1]

Rhamnaceae Distribution.svg
分布域

クロウメモドキ科(Rhamnaceae)はバラ目に属する双子葉植物の科の一つ。木本で、つる性のものも多い。約50属、870-900種を含み、よく知られるものではナツメがある。世界的に分布するが特に熱帯亜熱帯に多い。

は単葉で托葉があり、托葉や枝に由来するとげをもつ属が多い。は放射相称で、がく、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。花弁は緑色、黄色、白色などで小さく目立たないものが多いが、Ceanothus 属(セアノサス、アメリカ原産でカリフォルニアライラックとも呼ばれる)などは淡紅色や青色の花が密集して総状花序をなし、観賞用に栽培される。子房上位(一部下位)で胚珠は2-3個。果実核果が多いが、翼状の堅果で風で飛ぶもの(ハマナツメ属など)もある。果実の核などの化石始新世から多く見つかっている。

経済的に重要なものとしては果物生薬として栽培されるナツメがある。そのほかケンポナシ(果柄が太くなる)やクマヤナギ(果実)なども食用にできるが栽培はほとんどされない。

セアノサス属は根粒にフランキア属の放線菌共生して窒素固定を行う。

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ケンポナシ(実の柄の部分が食べられる)
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セアノサスCeanothus cuneatus

分類[編集]

系統[編集]

次のような系統樹が得られている[4]

クロウメモドキ科 rhamnoids

Ventilagineae




Maesopsideae



クロウメモドキ連





ampeloziziphoids

Bathiorhamneae




Ampelozizypheae



Doerpfeldieae




ziziphoids

Gouanieae




ハマナツメ連




Colletieae




Phyliceae



Pomaderreae








脚注[編集]

  1. ^ Family: Rhamnaceae Juss., nom. cons.”. Germplasm Resources Information Network. United States Department of Agriculture (2011年1月29日閲覧。
  2. ^ GRIN Genera of Rhamnaceae”. Germplasm Resources Information Network. United. ^ Granitites in florabase
  3. ^ Richardson, James E and Fay, Michael F and Cronk, Quentin CB and Bowman, Diane and Chase, Mark W (2000). “A phylogenetic analysis of Rhamnaceae using rbcL and trnL-F plastid DNA sequences”. American Journal of Botany 87 (9): 1309-1324. http://www.amjbot.org/content/87/9/1309.short.
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クロウメモドキ科: Brief Summary ( Japanese )

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クロウメモドキ科(Rhamnaceae)はバラ目に属する双子葉植物の科の一つ。木本で、つる性のものも多い。約50属、870-900種を含み、よく知られるものではナツメがある。世界的に分布するが特に熱帯亜熱帯に多い。

は単葉で托葉があり、托葉や枝に由来するとげをもつ属が多い。は放射相称で、がく、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。花弁は緑色、黄色、白色などで小さく目立たないものが多いが、Ceanothus 属(セアノサス、アメリカ原産でカリフォルニアライラックとも呼ばれる)などは淡紅色や青色の花が密集して総状花序をなし、観賞用に栽培される。子房上位(一部下位)で胚珠は2-3個。果実核果が多いが、翼状の堅果で風で飛ぶもの(ハマナツメ属など)もある。果実の核などの化石始新世から多く見つかっている。

経済的に重要なものとしては果物生薬として栽培されるナツメがある。そのほかケンポナシ(果柄が太くなる)やクマヤナギ(果実)なども食用にできるが栽培はほとんどされない。

セアノサス属は根粒にフランキア属の放線菌共生して窒素固定を行う。

 src= ケンポナシ(実の柄の部分が食べられる)  src= セアノサスCeanothus cuneatus
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