ミヤコドリ(都鳥、学名:Haematopus ostralegus)は、チドリ目ミヤコドリ科に分類される鳥類の一種。
カモメ科の「ユリカモメ」のことを古代・中世に「ミヤコドリ」と呼んでいたという説がある(古今和歌集に登場する都鳥など 詳しくはユリカモメの項を参照)。
体長は45cmほどで、ハトより少し大きい。くちばしと足は長くて赤い。からだの上面は黒く、胸から腹、翼に白い部分がある。
北欧、中央アジア、沿海州、カムチャツカ半島などで繁殖し、西欧、アフリカ西岸、中東、中国南部、日本にかけての海岸で越冬する。かつて日本では旅鳥または冬鳥として主に九州に渡来していたが、近年は東京湾でも定期的に観察されるようになった。海岸で小さな群れを作ってすごすことが多い。
英名の「Oystercatcher」とは、カキなどの二枚貝を食べる習性に由来している。くちばしは上下に平たくて先が鋭く、わずかに口を開けた二枚貝に素早くくちばしを差し込み、貝柱を切断して殻を開け、中身を食べる。ほかにカニやゴカイなども食べる。
3亜種に分けられる。[1]
ミヤコドリ(都鳥、学名:Haematopus ostralegus)は、チドリ目ミヤコドリ科に分類される鳥類の一種。
カモメ科の「ユリカモメ」のことを古代・中世に「ミヤコドリ」と呼んでいたという説がある(古今和歌集に登場する都鳥など 詳しくはユリカモメの項を参照)。