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ノウゴウイチゴ ( Japanese )

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ノウゴウイチゴ 左上:花、白山(岐阜県白川村、2013年6月25日)、 右上:花背面、白山(岐阜県白川村、2016年5月31日)、 左下:果実(岐阜県白川村、2016年7月23日)、右下:全体、燕岳(長野県安曇野市、2015年6月29日)
ノウゴウイチゴ Fragaria iinumae
左上:花、白山岐阜県白川村、2013年6月)
右上:花背面、白山(岐阜県白川村、2016年5月)
左下:果実(岐阜県白川村、2016年7月)
右下:全体、燕岳長野県安曇野市、2015年6月)
分類 : 植物界 Plantae : 被子植物門 Magnoliophyta : 双子葉植物綱 Magnoliopsida : バラ目 Rosales : バラ科 Rosaceae 亜科 : バラ亜科 Rosoideae : オランダイチゴ属 Fragaria : ノウゴウイチゴ F. iinumae 学名 Fragaria iinumae Makino 和名 ノウゴウイチゴ(能郷苺)

ノウゴウイチゴ(能郷苺、学名Fragaria iinumae Makino)は、バラ科オランダイチゴ属分類される多年草の1。別名、ノウゴイチゴ[1]高山植物

特徴[編集]

は肥厚した根茎から匍匐枝を長く伸ばし、地を這う。は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。小葉は倒卵形で長さ15-30mm、縁にはあらい鋸歯があり、裏面は粉白色を帯びる。葉裏、葉柄、花茎に伏毛がある。

花期は6-7月。細い花茎の先端に数個のをつける。花は白色で径15-25mm、幅が狭い花弁は7-8個で、萼片も7-8個になる。雄蕊は黄色で長さ2mmになる。果実(果床)は7-8月に径8mmの卵形になり、赤熟し、食用になる。

分布と生育環境[編集]

サハリン日本に分布する[1]基準標本は、日本中北部の高山のもの[1]

日本では、北海道および本州の北部から伯耆大山にかけた日本海側に分布し、高山から亜高山の湿り気のある草地に生育する。和名は、江戸時代の医家で本草学者の飯沼慾斎が『草木図説』において、岐阜県本巣市能郷白山に生育することを記したことからつけられた。

ギャラリー[編集]

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果実
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群生する様子(白山の大倉尾根)

脚注[編集]

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参考文献[編集]

関連項目[編集]

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