メリケンカルカヤ(米利堅刈萱、学名: Andropogon virginicus)は、イネ科メリケンカルカヤ属の雑草の一種。和名は、アメリカから侵入したカルカヤということで名付けられた。
草丈は50-100cmとなり、茎は株を作り、その根本はやや扁平になる。
秋(9-10月)に直立した稈を伸ばし、穂を多数つける。小穂は2花で、一つだけ種子をつくる、20mm位の芒をつける。種子をつくる花の基部に白い綿毛が多数ついて、風にのり飛散する。晩秋から赤褐色になって越冬することが多い。
原産地は北アメリカで、南アメリカ、東アジア、オーストラリア、太平洋諸島にも外来種(帰化植物)として分布する[3]。オーストラリアなどでは侵略的な外来種として扱われている[3]。
日本における本種の導入経路は不明だが、1940年頃に愛知県で確認され、現在では、関東地方以西に広く分布している[4]。各地で増加しており、在来種や農作物と競争し駆逐する危険性がある[4]。したがって、外来生物法により要注意外来生物に指定されている[4]。
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