カンムリハワイミツスイ(Palmeria dolei)は、鳥綱スズメ目ハワイミツスイ科カンムリハワイミツスイ属に分類される鳥。本種のみでカンムリハワイミツスイ属を構成する。
アメリカ合衆国(マウイ島、モロカイ島<絶滅?>)固有種[1]
全長18センチメートル[1]。嘴は細く、先端が尖る[1]。額は白い[1]。
オスは全身の羽衣が黒く、白い斑点が入る[1]。眼の周囲や後頸の羽衣は橙色、腹部の羽衣は灰色の羽毛が生える[1]。額の白色部が伸長して房状になり、和名の由来になっている[1]。メスは全身の羽衣が黒や暗黄色で、白い斑点が点在する[1]。翼には赤い斑点が入る[1]。
森林破壊と、病気を媒介する蚊の大量発生により生息数は激減している[1]。マウイ島では1976-1983年における生息数は約3,800羽と推定されている[1]。モロカイ島では1907年から観察例が無い[1]。