Amphibolurus vitticeps Ahl, 1926[1]
和名 フトアゴヒゲトカゲ 英名 Central bearded dragon[1]フトアゴヒゲトカゲ(学名:Pogona vitticeps)は、アガマ科アゴヒゲトカゲ属に分類されるトカゲ。
最大全長49センチメートル[4]。頭胴長23センチメートル[3]。尾長26センチメートル[3]。体形は太い[3][4]。後頭部の棘状鱗はほぼ横一列に並ぶ[3][4]。体側面の刺状鱗はほぼ1列に並ぶ[3][4]。尾の鱗は均一[3][4]。
口内の色彩はピンク色の個体が多い[3]。
森林から砂漠にかけての様々な環境に生息する[4]。半樹上棲[4]。昼行性[4]。危険を感じると口を開け喉の皮膚を広げて威嚇する[3][4]。
繁殖形態は卵生。11-26個の卵を産む[3][4]。卵は26 ℃の環境下で86 - 96日で孵化した例がある[4]。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。アゴヒゲトカゲ属内では最も流通量が多い[2][4]。飼育下繁殖個体のみが流通する[2]。テラリウムで飼育される。ケージの中に局所的な熱源を照射し、その下に岩や流木などを置き体温を上げられる場所をつくる[2]。爬虫類用の紫外線量が多い蛍光灯やメタルハライドランプなどを点灯する[2]。餌として昆虫、野菜、果実、専用の配合飼料などを与える[2]。互いに四肢や尾に噛みつく、小さいトカゲを食べる、オス同士では激しく争うことから基本的に単独で飼育する[2]。