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Plancia ëd Somniosus pacificus Bigelow & Schroeder 1944
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Somniosus pacificus Bigelow & Schroeder 1944

オンデンザメ ( Giaponèis )

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オンデンザメ Somniosus pacificus noaa.jpg
オンデンザメ
Somniosus pacificus
保全状況評価[1] DATA DEFICIENT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status none DD.svg 分類 : 動物界 Animalia : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata : 軟骨魚綱 Chondrichthyes 亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii : ツノザメ目 Squaliformes : オンデンザメ科 Somniosidae : オンデンザメ属 Somniosus : オンデンザメ S. pacificus 学名 Somniosus pacificus
Bigelow & Schroeder, 1944 英名 Pacific sleeper shark Somniosus pacificus distmap.png
オンデンザメの生息図

オンデンザメ Somniosus pacificus (隠田鮫、英: Pacific Sleeper Shark)は、ツノザメ目オンデンザメ科に属するサメ。 

形態[編集]

ツノザメ目では近似種のニシオンデンザメと並ぶ最大種であり、体長は雄で440 cm、雌430 cm[2]が捕獲最大記録となっているが、これまでに深海で推定7 m以上の巨大な個体が撮影されたことから[3]、最大全長はさらに大きなものが存在する可能性も否定できない。成熟サイズは雌3.7 m[3]、雄全長397 cm以下[1]

体型は流線形で、太く重量感がある。体色は黒色がかった灰色。2つの背鰭はほぼ同じ大きさで、やや後方に位置する。臀鰭はない。近縁の深海性ツノザメと違い、体に比べて目が小さく、鼻孔穴は大きい。口は大きく、上顎の歯は、下顎の歯よりも伸び、下顎の歯は中心を境に左右対称の鋸状になっている。胸鰭や背鰭も体の大きさに比べてやや小さい。皮膚は鮫肌特有のザラザラ感があるが、その身体は深海魚らしく、ぷよぷよとしており、柔らかい。

分布[編集]

太平洋の温帯から寒帯海域、日本バハ・カリフォルニアメキシコ)からベーリング海にかけて分布。生息水深帯は0(海表面)〜2,000 m付近まで[3]

寒い海域では海洋表面にもみられるが、暖かい海域では表面には出現せず、もっぱら深海の海底付近で生活する。駿河湾ではしばしば本種が確認され、観察されている事でも有名。

生態[編集]

肉食性で、表層から大陸棚付近の海底に生息する動物を捕食する。貪欲で口に入るものは何でも食べ、魚類イカタコなど頭足類甲殻類、海産哺乳類に加え、生物の死骸も食する[3]。サメであることと、身体の大きさから深海生態系の頂点に立つと思われ、人間以外には殆ど天敵もいない。

妊娠雌は確認されていないため繁殖様式は不明であるが、おそらく卵黄依存型の胎生である[3][1]

極めて長寿であることが分かっており、成熟するのに約150年掛かると考えられている。近縁種のニシオンデンザメは5メートルになるのに400歳±100歳という分析があるため、当該種も同様であると予測されている。

体に寄生性カイアシ類がよく付いている。同じツノザメ目のダルマザメの攻撃も受けており、ダルマザメに体表を傷つけられた跡を見られる場合もある。

人との関わり[編集]

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漁獲されたオンデンザメ。餌は動物質のものなら、何にでも食らいつく。

種々の漁業で混獲されるが、普通は捨てられる[1]。肉は食用には適さないが、肝臓は肝油の原料となる。しかし、深海性であるために漁獲高は低く、大型種とはいえ、日本では産業的にはそれほど重要種ではない。

人の泳げない深海性であるために直接関わることはなく、大きさの割に筋肉構造と泳ぐことが遅い事などから、人を襲うサメではない。体の大きさと食性から潜在的に危険な可能性もあるが、浅い海に引き揚げられた際には体の重みと身体組織関係から、漁獲されると激しく暴れる浅海の他の大型のサメと比較して、体の割には殆ど暴れることなく漁獲される。

深海に住むため、水族館での飼育記録はほとんどないが、2001年おたる水族館での飼育例が論文としてまとめられている[4]。 また、2013年4月27日富山県で捕獲された個体は魚津水族館の予備水槽で飼育された[5]。 さらに、2015年3月18日静岡県沼津港深海水族館にて、1.7メートルのオンデンザメが運び込まれ、7日間飼育展示された[6]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d Ebert, D.A., Goldman, K.J. & Orlov, A.M. 2008. Somniosus pacificus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1. . Downloaded on 19 July 2011.
  2. ^ Somniosus pacificus Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2011.FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version (06/2011).
  3. ^ a b c d e Compagno, L.J.V. 1984. FAO species catalogue. Vol. 4. Sharks of the world. An annotated and illustrated catalogue of shark species known to date. FAO Fish. Synop. No. 125, vol. 4. pp.105-106.
  4. ^ J-GLOBALより
  5. ^ 深海からオンデンザメ 富山湾で初めて網にかかる
  6. ^ 沼津港深海水族館で生きたオンデンザメを世界初展示!→7日目に死亡

関連項目[編集]

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オンデンザメ: Brief Summary ( Giaponèis )

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オンデンザメ Somniosus pacificus (隠田鮫、英: Pacific Sleeper Shark)は、ツノザメ目オンデンザメ科に属するサメ。 

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