ツリスガラ科(ツリスガラか、学名 Remizidae)は、鳥類スズメ目の科である。ツリスガラ(吊巣雀)と呼ばれるが、狭義にはこの1種をツリスガラと呼ぶ。
旧世界および、1種アメリカツリスガラ Auriparus のみが北米大陸に住む。
ほとんどの種が、枝から草を吊った袋状の巣を作り、ツリスガラの名の由来となっている。
昆虫食。
Sibley et al. (1988) ではウグイス上科に、シジュウカラ科 Paridae ツリスガラ亜科 Remizinae として分類されていた。しかし Sibley et al. のシジュウカラ科(シジュウカラ科+ツリスガラ科)は、ウグイス上科の中核とは系統的に離れており[1]、シジュウカラ上科 Paroidea として分離される[2]。
カラハタオリ Pholidornis はツリスガラ科などさまざまな科に含める説があったが、コバシミドリムシクイ Hylia に近縁であり[3]ウグイス科 Cettidae に分類される。