Bucerotes
Bucerotimorphae
Upupiformes
サイチョウ目(サイチョウもく、学名 Bucerotiformes)は、現生鳥類の1目である。ヤツガシラ目 Upupiformes とも[1]。
かつてはブッポウソウ目に含めるのが主流だったが、分子系統により疎遠なことがわかり、分割された。1990年代の Sibley & Alhquist 分類でのサイチョウ上目 Bucerotimorphae(サイチョウ目+ヤツガシラ目)にあたるが、近縁なために1目とされることが多い。
旧大陸(およびメラネシア)に生息する。ただし基本的に熱帯性であり、温帯に住むのはヤツガシラ1種のみである。
現生の科・属・種数は国際鳥類学会議 (IOC) による[2]。4科17属73種が属す。
ブッポウソウ目+キツツキ目と姉妹群であり[4]、ヤツガシラ亜目 Upupes/Upupae・サイチョウ亜目 Bucerotes の2つの単系統からなる[5]。
かつてはブッポウソウ目に含める説が主流だったが、それにより、ブッポウソウ目は実際には側系統となっていた。ブッポウソウ目の中ではサイチョウ亜目に、もしくはサイチョウ亜目とヤツガシラ亜目に分けて分類されていた。系統的に内包されるキツツキ目を独立目としつつブッポウソウ目を単系統とするため、ブッポウソウ目からサイチョウ目(とオオブッポウソウ目)が分離された[2]。
ただし正確には、キツツキ目の系統位置が明らかになる前から、サイチョウ目とヤツガシラ目として分離する説はあった[6]。Sibley分類でも同じ措置がとられたが、これは、残りのブッポウソウ目(オオブッポウソウ科を含む)とキヌバネドリ目が姉妹群だと(誤って)考えたためである。またSibleyらは、サイチョウ目とヤツガシラ目は姉妹群と考え(これは正しい)、合わせてサイチョウ上目 Bucerotimorphae (広義のサイチョウ目にあたる)とした。
サイチョウ目(サイチョウもく、学名 Bucerotiformes)は、現生鳥類の1目である。ヤツガシラ目 Upupiformes とも。
かつてはブッポウソウ目に含めるのが主流だったが、分子系統により疎遠なことがわかり、分割された。1990年代の Sibley & Alhquist 分類でのサイチョウ上目 Bucerotimorphae(サイチョウ目+ヤツガシラ目)にあたるが、近縁なために1目とされることが多い。