ノコギリタテヅノカブト(鋸楯角兜、学名:Golofa porteri)は、昆虫綱甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科真性カブトムシ族タテヅノカブト属に属するカブトムシ。
ほとんどのタテヅノカブト属のカブトムシのように、体は橙色をしている。この種は他と比べ、前羽がより明るいオレンジ色になる。しかし、この特徴を持つのはオスのみで、メスは真っ黒い色をしている。 またオスは戦うために前足が長く発達しており、使わなくなったために退化した細い角が、一本は頭から、もう一本は胸からやや上へ向かって伸びている。 頭からの角にはノコギリのような突起が並んでついていて、上に伸びた角には短い毛が並んではえている。
繁殖も容易で日本の環境にも強く、比較的飼いやすい部類に入るが、角が折れないように注意する必要がある。