タテガミナマケモノ(Bradypus torquatus)は、有毛目ミユビナマケモノ科ミユビナマケモノ属に分類されるナマケモノ。
体長40-50センチメートル[3]。尾長3-7センチメートル[3]。体重3.6-4.2キログラム[3]。全身の毛衣は灰褐色で、頭部はやや暗色[3]。高温多湿な環境であまり動かないため、藻類が着生し緑色に見えることもある[3]。頸部から肩にかけての体毛が伸長し、黒い鬣状になる[2][3]。
沿岸部の原生林や二次林などに生息する[3]。樹上棲[3]。夜行性で、昼間は樹上にある蔓性植物の影などで休む[3]。群れは形成せず、単独で生活する[3]。
食性は植物食で、木の葉を食べる[3]。
繁殖形態は胎生。妊娠期間は120-180日[3]。1回に1匹の幼獣を産む[3]。寿命は約12年と推定されている[3]。
木材や木炭採取、農地開発による生息地の破壊、野火や森林火災、食用や薬用、ペット用の狩猟などにより生息数は減少している[3]。
タテガミナマケモノ(Bradypus torquatus)は、有毛目ミユビナマケモノ科ミユビナマケモノ属に分類されるナマケモノ。