アリツカゲラ(蟻塚啄木鳥 学名:Colaptes campestris)は、鳥綱キツツキ目キツツキ科に分類される鳥類。
ブラジル、スリナム、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン
全長31センチメートル。体重150g。胴や腹部は淡く、背部は暗い褐色と白色の斑模様。首周りから頬までが鮮やかな黄色であり、喉下や頭頂部は黒色。眼周から嘴にかけてはクリーム色。嘴は黒い。尻は白く、尾は背部に順ずる。足は灰色。
その名が表す様に蟻塚に巣を作ることで知られるが、それは周囲に繁殖可能な木が生えていない場合であり通常は他のキツツキと同様、木のうろなどを利用して営巣する。また、木が生えていない場所では蟻塚の他にも土手などで営巣する。蟻塚には15センチメートルほどの穴を上部に開け、その中で抱卵、雛の育成をする。4-5個の卵を産み、抱卵は雌雄で行われる。群居性があり、小さな群れをつくって生活しており、繁殖時には小さなコロニーを作る。基本的には地上性であり、アリやシロアリを主食とする。