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シラカンバ ( јапонски )

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シラカンバ White birch housei-pref china096251.jpg
シラカンバ
分類クロンキスト体系 階級なし : 被子植物 Angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 Eudicots 階級なし : バラ類 Rosids : ブナ目 Fagales : カバノキ科 Betulaceae : カバノキ属 Betula : シラカンバ(広義) B. platyphylla 学名 Betula platyphylla Sukaczev[1] 和名 シラカンバ、シラカバ 英名 White Birch, Japanese White Birch 変種品種
  • var. platyphylla コウアンシラカンバ[2]
  • var. japonica (Miq.) H.Hara シラカンバ、シラカバ、ホソバシラカンバ、エゾノオオシラカンバ(日本産変種)[3]
  • var. kamtschatica (Regel) H.Hara エゾノシラカンバ[5]
  • var. mandshurica (Regel) H.Hara カラフトシラカンバ(マンシュウシラカンバ)[6]
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シラカバの表皮

シラカンバ(白樺、学名:Betula platyphylla)は、カバノキ科カバノキ属落葉樹の1種。樹皮が白いことからこの名がある。別名はシラカバなど。

概要[編集]

分布[編集]

温帯から亜寒帯地方に多く見られる。基変種であるコウアンシラカンバ Betula platyphylla var. platyphylla とそれにごく近縁にオウシュウシラカンバ Betula pendula は、アジア北東部・シベリア・ヨーロッパの広い範囲に分布する。

日本変種である Betula platyphylla var. japonica は、福井県静岡県から北海道までの落葉広葉樹林帯と亜高山帯下部に分布する。日本の高原を代表する木の1つである。長野県や北海道で見られる。

近縁種としてダケカンバがある。

生態・形態[編集]

明るい場所を好み、生長が速いが、一代の寿命は70年程度と樹木の中では比較的短い[7]ブナなどの暗い場所を好む樹木にとって代わられて、通常は一代限りで消えていく。高さは20〜30mになる。幹は30cm〜1m程でまっすぐに伸びる。枝は多岐に別れて伸び卵形の樹幹を形成する。外皮は薄く、黄色みを帯びた白色で光沢があり、紙状に剥がれる。葉は互生、卵状菱形もしくは三角状広卵形で周囲は鋸葉状。長さが4〜10cm、幅は3〜6cmほど。秋には黄色く紅葉する。

花期は春。雌雄同株で、5cmほどの雄花は長枝の先から尾状に垂れ下がる。雌花は短枝に4cmほどの花穂をつける。 自家不和合性が強く、別の個体同士で受粉し種子を付ける。種子は3ミリメートル程度の大きさで、風を利用して散布するのに適した薄い翼を持った形状。100グラム当たり34万個と大量に散布されるが、成木まで成長するのはごく一部である[7]

耐陰性の弱いシラカンバの種子は、適地に散布されると一斉に発芽して純林を作る。不適地に散布された場合には地中で待機できる休眠性があり、山火事の熱を感知する事で休眠を解除して発芽する場合や、湿原が乾燥し陸地化した後に発芽する場合など、先駆種としての能力を持つ[7]

花粉症[編集]

風媒花であるため花粉症の原因にもなる。シラカンバが多く自生するスカンディナヴィア半島(スカンジナビア半島)では患者数も多い[8]。日本でも北海道を中心に患者数が多い(一般的な花粉症のアレルゲンとなるスギは道南地域のみに自生する)。

また、シラカンバ花粉症は、口腔アレルギー症候群 (OAS) との関連もある。シラカンバ花粉症を持つ人のうち一定割合の人がリンゴモモなどバラ科の果物を食べた際に咽喉(のど)にアレルギー症状を起こすことが知られている[9]

利用[編集]

材質が堅く、木目も美しいので家具材や、家屋の内装に使われる。また、樹皮は容易に燃え、天然の着火剤としても使われる。意外なところでは、アイスの棒(スプーン)や、割り箸、楊枝と云ったものも製造されている。

樹皮の利用については「en:Birch bark」を参照

春、芽吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出す。アイヌ民族はこの樹液を「タッニ・ワッカ」(シラカバの水)と呼び、水場がない場所で野営する際の、炊事の水に用いてきた。また、樹液は人工甘味料キシリトールの原料になる。樹液に含まれる成分にヒト表皮保湿を促進する効用があることから化粧品にも利用される。

ヨーロッパでは、五月祭にシラカンバの葉や花で飾り付けたメイポール (Maypole) を広場に立て、その周りを踊りながら廻るという風習があった。ロシア民間療法で、シラカンバに寄生するチャーガ(和名:カバノアナタケ、学名:Fuscoporia obliqua)というキノコ胃腸の調子が悪い時にお茶のようにして飲む風習がある。ソルジェニーツィンの『ガン病棟』ではガン民間薬として書かれている。

ルーン文字のひとつにこれをあらわすものがある。

日本園芸店などで販売されているシラカンバは、同属他種(学名:B. utilis var. jacquemontii等)のことが多い。

日本の皇室において、平成時代の皇后美智子お印になっている。

国の木[編集]

  • フィンランドでは、国の自然を代表するシンボルとしてシラカンバがあげられており、事実上、国の木として扱われている[10]

参考画像[編集]

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    乗鞍高原の白樺

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    シラカンバの林(松本市上高地)

都道府県・市町村の木に指定する自治体[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - シラカンバ(広義)(2018年5月3日閲覧)
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - コウアンシラカンバ(2018年5月3日閲覧)
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - シラカンバ(2018年5月3日閲覧)
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - キレハシラカンバ(2018年5月3日閲覧)
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - エゾノシラカンバ(2018年5月3日閲覧)
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - カラフトシラカンバ(2018年5月3日閲覧)
  7. ^ a b c 渡辺一夫 『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか:樹木の個性と生き残り戦略』 築地書館 2009 ISBN 9784806713937 pp.174-179.
  8. ^ アレルゲンを識る(間口四郎.石狩湾耳鼻科院長)
  9. ^ “体調不良は給食のリンゴ原因 美幌の小中学生、アレルギー反応”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/550707.html
  10. ^ フィンランドの概略(フィンランド大使館)

関連項目[編集]

 src= ウィキメディア・コモンズには、シラカンバに関連するメディアがあります。
  • チャーガ (カバノアナタケ/Chaga mushroom/Inonotus obliquus)

外部リンク[編集]

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シラカンバ: Brief Summary ( јапонски )

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シラカンバ(白樺、学名:Betula platyphylla)は、カバノキ科カバノキ属落葉樹の1種。樹皮が白いことからこの名がある。別名はシラカバなど。

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