ヒメウスユキソウ(駒薄雪草、別名:コマウスユキソウ、学名:Leontopodium shinanense)は、ウスユキソウ属の多年草。
中央アルプス(木曽山脈)の花崗岩礫地の固有種 [1]。将棊頭山から仙涯嶺にかけての高山帯に分布する[2]。 田中澄江が『花の百名山』の著書で、木曽駒ヶ岳を代表する高山植物の一つとして紹介した[3]。その産地が限られていることや個体数の少ないことから、長野県が2002年に、絶滅危惧IA類に指定した[4][5]。学名の「shinanense」は「信濃」を意味し、長野県を代表する高山植物の一つである。宮田村の特別シンボルに指定されている。
日本産のウスユキソウ属のなかではもっとも小型で、茎の高さは4~15cm。頭花は2~3個。開花時期は7~8月。エーデルワイスに似た花と称されることがある。
以下の近縁種がある [1]。