メジロザメ属 Carcharhinus はメジロザメ科の下位分類群。属名はギリシア語由来で「尖った吻」(karcharos 「鋭い、尖った」+ rhinos 「鼻、吻」)の意。
世界中の暖かい海に分布している。種によっては汽水域、淡水域でも生活できる。大きさは体長1 m 程度のものから3 m を超えるものまであり、比較的大型種を多く含む。外見はスマートな流線型。書物などでは標準的なサメの体型として説明されることが多い。形態的、生態的に似たものが多く、特徴的なものを除いて海中でメジロザメ属の種を同定するにはかなりの熟練を必要とする[2]。
現生種としておよそ30種が含まれる[3]。
次のような系統樹が得られている。ヨシキリザメ・ネムリブカ・ハナジロメジロザメの3種はそれぞれ独立の属とされているが、メジロザメ属の系統内に含まれることが分かっている[7]。
メジロザメ科