テンニンソウ属(テンニンソウぞく、学名:Leucosceptrum 、漢字表記:天人草属)は、シソ科の属の1つ[3]。
茎の基部が木質になる多年草。半低木または小高木になる種もある。多くは植物体に星状毛がある。葉は対生し、縁に鋸歯がある。花序に大きな苞があり、広卵形から扁円形となって仮輪を密に抱き、花が咲くと脱落する。萼は筒状で等しく5裂し、短い5歯がある。花冠は萼より長い筒状で、やや唇形で、上唇はわずかに先がくぼみ、下唇は3裂し中央裂片がやや大きい。雄蕊は4個あり、うち下側の2個がすこし長く、4個とも花外に長く突き出る。果実は4分果となり、稜があるくさび形で、基部に小さい着点がある[3]。
世界に7種あり、日本、中国大陸、ヒマラヤ、ブータン、インド、ラオス、ミャンマー、ネパール、ベトナムに分布する[1][4][3]、 うち2種1変種が日本固有種である[5]。
和名(別名)、学名はYistによる。
学名はTropicosによる。