イシシャコ(石鷓鴣、学名:Ptilopachus petrosus)は、キジ目キジ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でイシシャコ属を形成する。最新の研究結果に基づき、本種をナンベイウズラ科に移し、またイシシャコ属にコンゴモリシャコ(Francolinus nahani)も含む説が出されている。この場合属名は記載の古いイシシャコのPtilopachus が優先される。(イシシャコは1789年が初出、コンゴモリシャコは1905年が初出)[1]
アフリカ中東部(ガンビアからカメルーン、スーダン、エチオピア、ザイールからケニア)に分布する。
体長24-28cm。雌雄同色である。全体に暗い褐色で、頭部から翼にかけて不明瞭な白い斑がある。尾羽は14枚。脚は赤く、嘴は濃い灰色か暗い褐色である。足に距はない。
岩石の多い丘陵地帯に、番いか家族群で生息する。尾羽を上下させながら岩の上を走り回る姿がよく観察される。
繁殖期は12月頃で、地上の窪みに枯れ草などを敷いて営巣する。1腹4-6個の卵を産む。
以下の4亜種に分類される。