アオハタ(青羽太、学名:Epinephelus awoara )は、スズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハタ亜科に分類される魚。朝鮮半島、日本から中国沿岸の温暖な海域、太平洋西部に分布する魚で、食材として扱われる。
最大全長で60cm近くなる個体もいるが、30cmほどのものが比較的多く見られる。ハタとしては小型から中型の部類である。
体色は、頭が褐色で、白地に細かい斑点が集まった五本の横筋模様がある。ひれが青色で、尾びれなどの端は黄色い。
長崎ではアオナと呼ばれることが多い。 シーボルトが長崎で採集した標本より学名が付けられたが、福岡県の地方名「アオアラ」が種名 "awoara" となっている。
比較的高級魚とされる。旬は初夏で、日本では造り、煮付けとして食べることが多い。鍋料理にも適する。
香港では「黄釘」(広東語 ウォンディン)、「黄斑」(ウォンパーン)と呼ばれるが、ハタ類の中では価格は安価である。主に蒸し魚として食べられるほか、フライにもされる。