トゲチョウチョウウオ(棘蝶蝶魚、学名:Chaetodon auriga)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。沖縄ではカーサーと呼ばれるが、本種だけでなく、チョウチョウウオ科全般を指している。
似ている種でフウライチョウチョウウオがいる。
両種は容易に見分けることができ、
以上の特徴を持つ個体はフウライチョウである。
サンゴ礁を中心に、その周辺の転石帯や砂底、ガレ場、岩礁域、漁港などで見られる。生息域がかなり広いので、沖縄では普通種であり、どこでも見られる。場所に餌付けされているところではしばしば大群を作るが、気が強いため、単独かペアでいる場合が多い(ペアを形成中でも常に寄り添って泳いでいるとは限らず、離れることもある。)。
幼魚は、死滅回遊魚(無効分散)として有名。本州で見られるのはほとんどが幼魚である。冬季に水温が低くなるにつれて見られなくなり、夏になるとまた黒潮に乗って本州沿岸でみられる。本州では最大でも5cm以内の個体しか見られず、成長するにつれ、深いところに移動する。磯溜まりや堤防などにフウライチョウと一緒にいることが多い。自家採集の定番種でもある。
チョウチョウウオの中でも特に分布域が広い種の1つで、地域により変異が見られる。分布域ごとの外見上の差異については上記「外見」を参照。
本種は観賞魚として安価で流通しており丈夫なため、アケボノチョウ、フウライチョウ、ミゾレチョウと並び、手軽に飼育可能な初心者向けの種として勧められる。[要出典]
トゲチョウチョウウオ(棘蝶蝶魚、学名:Chaetodon auriga)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。沖縄ではカーサーと呼ばれるが、本種だけでなく、チョウチョウウオ科全般を指している。