スジオイヌ(学名:Lycalopex vetulus)とは、イヌ科クルペオギツネ属の一種である。
スジオイヌは体格が小さく、短い鼻面と小さい歯を持つ。体色は灰色がかっており下面は色が薄い。脚と耳は赤みを帯びている。背中の正中線に沿って尾の先まで暗色の線が走り、脚の外側は黄色く、尾腺の上に黒い点がある[2]。上顎の裂肉歯は退化している[3]。
体長は約60cmで尾長は約30cm。体重は約2.7 - 4kg[3]
ブラジル中南部、ミナスジェライス州、マットグロッソ州[3]。
スジオイヌは夜行性で繁殖期以外は単独行動をし、主に昆虫、シロアリ、齧歯類、小鳥などを食べる。 一頭あたりの縄張りの範囲は約0.48平方キロメートル
メスは約50日の妊娠期間あと、8月から9月にかけて2頭から4頭の子を産む。生後約4ヵ月になると子は離乳の時期を迎える。 メスは時々、他の動物の巣穴を使い出産することもある。